太陽はひとりぼっち 1962 イタリア・フランス
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一九六二年度カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。
当時流行った「愛の不毛」映画。(いまだに苦手なジャンルだ。)
イタリアが高度成長時代にはいって、経済的に余裕が生まれた。
こんな中で、心の空洞を埋めることが出来ない人々の姿を描く。
ヴィットリアは突然、婚約者リカルドと別れる。
ヴィットリアは母を訪ねるが、母は株式投資に夢中で、彼女を相手にしない。
ヴィットリアは心の空白を埋めるべく、友人と遊んだり、飛行機で空を飛んだりするが、気は晴れない。
株式相場は暴落して、母は大きな負債を背負い込む。
暇を持て余した、証券マンのピエロがビットリアに近づいた。
そしてとうとうオフィスで最後の一線を超えてしまう。
ことが終ったとき、彼らはいつもと変わらない表情で職場に向かう。
☆
監督 ミケランジェロ・アントニオーニ
音楽 ジョヴァンニ・フスコ
脚本 ミケランジェロ・アントニオーニ他
出演
アラン・ドロン (証券マン・ピエロ)
モニカ・ヴィッティ (ヴィットリア)
フランシスコ・ラバル (ヴィットリアの婚約者リカルド)
リッラ・ブリグノン (ヴィットリアの母)
アントニオーニは監督特権で、愛人モニカ・ヴィッティを「情事」に続いて重要な役に起用する。
モニカ・ヴィッティをどう評価するか、問題だ。
モニカでなければいけなかったのか。
ゴダールにとって、アンナ・カリーナがいなければ「気狂いピエロ」は撮られなかっただろう。
しかしモニカには、そういう魅力を感じなかった。
アラン・ドロンはいつもながらカッコよかった。
ミーナの主題歌”L’elisseTwist”(邦題『太陽はひとりぼっち」)が、この映画からヒットした。