記憶を失った妻との愛を取り戻そうと必死にもがく夫を描いた恋愛映画。
キム&クリケット・カーペンター夫妻の体験談をアメリカのABCテレビがドキュメンタリー化し好評を博したので、改めてマルク・シルバースタインが脚本化してマイケル・スーシー監督が映画化した。
主演は、チェニング・テイタムとレイチェル・マクアダムズ。
共演は、サム・ニールとジェシカ・ラング。
雑感
事実に基づく純愛映画だ。
しかし、レイチェル・マクアダムズの出演する映画は、すべて既視感がある。どこかしら似たような映画ばかりだ。
また、ドキュメンタリーとして全米で静かな感動を呼んだけれども、それを映画化する場合、もう少しドラマチックに盛り上げた方が良かった。何か、セミ・ドキュメンタリー風に事実を淡々と追っている感じがした。
キャスト
録音スタジオのオーナー、レオ・コリンズ – チャニング・テイタム
妻ペイジ・コリンズ – レイチェル・マクアダムス
ペイジの母リタ・ソーントン – ジェシカ・ラング
ペイジの父ビル・ソーントン – サム・ニール
グウェン・ソーントン – ジェシカ・マクナミー
フィッシュマン医師 – ウェンディ・クルーソン
リリー – タチアナ・マスラニー
カイル – ルーカス・ブライアント
婚約者ジェレミー – スコット・スピードマン
ダイアン – サラ・カーター
スタッフ
監督 マイケル・スーシー
脚本 マルク・シルバースタイン、マイケル・スーシー、アビー・コーン
原案 スチュワート・ゼンダー
製作 ジョナサン・グリックマン、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンボーム、ポール・トーブリード
製作総指揮 オースティン・ハースト、J・マイルズ・デール、スーザン・クーパー
音楽 マイケル・ブルック、レイチェル・ポートマン
撮影 ロジエ・ストッファーズ
ストーリー
音楽スタジオを経営するレオは、彫刻家ペイジとシカゴで結婚生活をスタートさせた。ペイジの両親は強く反対したが、二人は駆け落ちして結婚した。
しかし、雪の日の夜、トラックに追突される事故に遭う。ペイジは車外に放り出され、重体となる。彼女が気付いた時、レオと在ってからなど最近5年間の記憶を忘れ去っていた。
レオは、ペイジの記憶を呼び起こそうとする。しかし、ペイジの両親が現れ、彼女を引き取る。彼女はブルジョワ生活に戻り、彫刻家であったことも思い出さない。そして、かつての婚約者と連絡を取り合う。
ペイジの父ビルは、苦渋の思いであるレオに離婚届にサインさせる、その代わりに、レオに録音スタジオの事業資金を援助する・・・。
ペイジは自分の親友と再会して、親友が父と不倫関係にあったことで、彼女が父と絶縁したことを知る。ペイジは、再び家を出て、レオの元へ向かう。レオは、その事情を知っていながら波風を立てたくないと思い黙っていた。レオの誠実さに、再びペイジはひかれた。ペイジは、彫刻を始めた。ふたりは、肩を並べて夜の街を歩いていった。