雨重馬場前半800が49秒0とスローペースの団子レースで、直線を向いてから用意ドンとなる。
その中で鋭い決め手を見せたのが、唯一のG1ホースで最大斤量だったレッドファルクス(デムーロ騎乗、尾関厩舎)。香港で惨敗したから、道悪や力のかかる馬場は苦手かと思ったが、外枠もあって中団外から上がり33秒7で差し切った。二着には人気が下がった時が怖いクラレント(岩田騎乗)、この馬も8枠を引いて好位からの競馬だった。三着は後方外から追い込んだグランシルク(戸崎騎乗)。

一番人気で昨年の覇者サトノアラジン(川田騎乗)は33秒8の上がりを出しながら、後方内からの競馬だったため、直線も中をつくのが精一杯で九着に沈んだ。

 

レッドファルクスは昨年のスプリンターズ・ステークスを1分7秒6で勝った現在6歳馬だが、安田記念では残り400を12秒+12秒で回っても1分31秒6だから十分に勝機はある。
サトノアラジンは昨年1400のG2を二つ勝っているが、今年はここからのスタートで完全に足を測った感じ。本番では二走ボケでない限り、よりパワーアップするはず。見込はありそう。
ただし三歳牝馬が出ても良い勝負になりそう。

京王杯スプリングカップ 2017 レッドファルクス

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