ミス・マープルもの第三作である。
原作アガサ・クリスティ。主演ジョーン・ヒクソン。
同番組の字幕版については、以前にレポートした。
今回は声優による吹き替え版である。
NHKではこの番組を放送しなかったそうで、吹き替えは付いてなかったようだ。
そこで新たに京田尚子の声を付けた。
京田は大ベテランだが、おばさんになってから活躍の場所を広げている。
山岡久乃の声より張りは落ちたが、それだけ老嬢ぶりが出てきた。
この作品の場合は京田の追加吹き替えでなく、完全吹き替え(京田尚子が一人で吹き替えている。)だから、違和感を感じなかったのだろう。
これだけの長尺の作品(155分)だが、あっという間に終わった感じがする。
原作を読んだのは大分昔だが、最近字幕スーパー版のドラマを見ていたので、犯人が誰か覚えていた。
クリスティの作品は、意外な人が犯人なのではない。
犯人らしい人が犯人だ。
だから意外性はないが、それだけ飽きずに何度でも、安心して見ていられる。

予告殺人 (吹き替え版) BBC 1985

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