黒沢明時代劇の最高傑作。
村の人々と七人の侍の交流を描く前半と、野武士との死闘を描く後半に別れていて、
村人がどんどん強くなり立派な戦力になる過程を描いた作品である。
ジョン・スタージェス監督のハリウッド映画「荒野の七人」のオリジナルである。
クレジットとあらすじ
作品については何を今さらであろう。
これほど教科書的な映画もない。
ここでは津島恵子に注目する。
男の格好をして男の目を欺いているが、木村功の目だけはだませなかった。
やがて愛し合うようになるのだが、津島恵子ときに30歳である。
若い頃のやさしく涼しげな目元ではなく、情熱的なメイクだった。
まるで和泉雅子のようだった。
木村功より年上の役だろうな。
ラストでは木村のことを尻に敷く未来が見えている。
彼女のイメージチェンジにはぴったりの役だ。
島崎雪子もちょい役(土屋嘉男の女房役)で出てきた。
だが、黒澤監督が女優をちゃんと扱わない点は嫌いだ。

七人の侍(1954) 東宝

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です