「メアリと魔女の花」は、スタジオポノック制作による日本のアニメーション映画。
スタジオ・ポノックの初制作作品で、監督はジブリ出身の米林宏昌(借りぐらしのアリエッティ、思い出のマーニー)。
あらすじ
赤毛の魔女が魔女の国から「夜間飛行」という魔法の花の種を盗み出すが、途中で森に落としてしまう。
数十年後、少女メアリ・スミスはシャーロット大叔母さんが住む赤い館に引っ越した。ある日、メアリは少年ピーターと出会うが、彼の飼い猫を追って森に迷い込み、夜間飛行の花と魔女の箒を見つける。誤って夜間飛行の汁を箒に付けてしまい、箒は暴走し、メアリを乗せたまま空高く舞い上がる。
魔女の国にある「エンドア大学」で、マダム・マンブルチュークとドクター・デイは、メアリが「花」という言葉を出した途端、マダムは形相になる。メアリは逃げだし、赤い館に帰ってしまう。しかしマダムは、ピーターを人質にして夜間飛行の花をメアリに返せという。
夜間飛行を返したが、マダムはメアリを許さず、牢屋に入れてしまう。そこには変身魔法を掛けられた動物たちがいた。メアリは自分だけ箒で逃げ出す。
行き着いた先は、シャーロットがかつて住んでいた家だった。そこで、メアリは彼女から真実を聞かされる。昔、変身魔法を使い始めたマダムに逆らい、夜間飛行を持ち出したのはシャーロットだった。メアリは、シャーロットから夜間飛行を受け取り、ピーターを救いに行く。
メアリが着いた時、ピーターの変身実験が始まっていた。しかしピーターを取り囲んだ夜間飛行の魔法の力が暴走していき、魔法の国は破壊される。
その後、メアリ、ピーターは箒に乗って家に帰り、幸せに暮らしましたとさ。
雑感
ジブリもどきのCG映画だったが、「思い出のマーニー」が思いの外良かったから、見た。
やはりジブリでなかったから、全然ダメだった。脚本ダメ、作画ダメ、CGダメ、全てダメだった。
ジブリのスタッフをポノックに連れてきたと言っていたが、予算の制限が大きかったようだ。
やはり宮崎駿の名前が付いてないと、スポンサーの財布のヒモは固い。
スタッフ/キャスト
監督 – 米林宏昌
脚本 – 米林宏昌、坂口理子
原作 – メアリー・スチュアート『The Little Broomstick(小さな魔法のほうき)』
プロデューサー – 西村義明
作画監督 – 稲村武志
CG監督 – 軽部優
音楽 – 村松崇継
主題歌 – SEKAI NO OWARI「RAIN」
キャスト
杉咲花 メアリ
神木隆之介 ピーター
天海祐希 マンブルチューク夫人
小日向文世 ドクター・デイ
満島ひかり 赤毛の魔女
佐藤二朗 フラナガン
遠藤憲一 ゼベディ
渡辺えり 家政婦バンクス
大竹しのぶ シャーロット