マイラーズCは京都競馬場第1週の絶好馬場で開催。ただし少し芝は伸びているのでレコード馬場にはならない。

 

逃げたのはサンライズメジャー、先行するのがフィエロとヤングマンパワー。一番人気エアスピネルは好位勢の後方に付けて外に出す構え。8枠のイスラボニータは後方外にいたが、上手く内ラチに入ってエアスピネルをマーク。ブラックスピネルは今日は逃げず中団待機。ブロディガルサンは出負けして後方から。
サンライズメジャーはこの良馬場にしてはややスローで上がりの競馬になりそうだ。
直線を向いてエアスピネルが外からじわっと上がって来る。ウチにいた馬は馬体を併せようとするが結局は馬群に沈む。しかし最後に満を持してイスラボニータが来るとエアスピネルを交わし一着ゴールイン。二着はエアスピネル、三着は先行したヤングマンパワー、四着に外から迫ったブラックスピネル。皐月賞馬イスラボニータ6歳牡馬は、セントライト記念以来の勝利。経済コースを走った分、ゴール前の余力が違った。エアスピネルは自力で動ける分、末が甘くなった。勝ちきる力が足りないのかも。ブラックスピネルは安田記念に向けて脚質転換を図ったのだろう。ブロディガルサンは今回出遅れでノーカウントだ。

フローラSも良馬場でスロー必至の展開。

 

 

三番人気のタガノアスワドが折り合いが悪そうに逃げ10番人気横ヤマカツグレースが先行する展開。2番人気の戸崎フローレスマジックが好位の頭になり、好位集団の後のインに12番人気モズカッチャンがいた。一番人気ホウオウパフュームはそれより後方に付けている。縦長なんだが前半61.5で後ろは苦しい展開となった。直線に入って前残りになりそうだったが、穴馬ヤマカツグレースがしぶとく粘り、フローレスマジックが追うが伸びきれない。内でじっとしていたモズカッチャンが残り200で外に持ち出し、ゴール前一気に差し切る。2着は粘ったヤマカツグレース、3着はフローレスマジック、4着は逃げたタガノアスワド。

一勝馬クラスが大勢出走していたため、あまりレベルの高いレースと言えない。その中で上がり33.9の末脚でインから外に出して差したモズカッチャンは強いが、一線級と当たってこの脚を使えるか。ホウオウパフュームはモズカッチャンと同じ位置にいたが、外に出せず8着と敗れた。

マイラーズC 2017 イスラボニータ; フローラS モズカッチャン

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