キリストの受難を描いた作品は数多くあれど、バロック時代、宗教改革後のプロテスタントとくにバッハを我々は思い浮かべる。
20年前、つまり1980年代に作曲されたアルヴォ・ペルトの作品はバッハの受難曲とはスタイルが違い、中世やルネサンス風のコラールを多用していて、女声も入ってくる。
現代のヒーリング音楽のようでもある。
こういう受難曲もあったんだと知り、音楽に対する見方が大きく変わった。
作者はエストニアからの亡命音楽家。
ロシア教会の影響が強く出ている。
しかしラフマニノフの教会音楽とも違うようだ。
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