スイスの女流作家ヨハンナ・シュピリによって1880年に執筆されたスイス児童文学の何度目かの映画化。
おん爺役にスイスが生んだ大俳優ブルーノ・ガンツを起用。
筋はかなり日本でのアニメに寄せている。それだけアニメ風ハイジがヨーロッパでも認知されていると言うことか。
あらすじ
ハイジが叔母に連れられ、アルプスのお爺さんのところに預けられる。ハイジは持ち前の明るさでお爺さんや親友ペーターのお婆さんに気に入られる。
翌年には学校に通い始め、スイスの友達も大勢できた。
しかしまた叔母が現れ、ハイジを大都市フランクフルトのクララお嬢さまの話し相手にと言って、連れ去ってしまう。
クララは脚が不自由な子で、不憫に思ったハイジは一緒に暮らした。家庭教師ロッテンマイヤーの指導は厳しいものだったが、それにも増してアルプスが恋しくなり、夢遊病になる。
そこでクララのお祖母様がクララを連れて、アルプスのハイジとお爺さんの家にホームステイに行くことにする。
しかしクララは脚が不自由なので、ペーターは詰まらない。そこで車椅子を壊してしまう。切羽詰まったクララは・・・。
雑感
おおよそアニメ通りなのだが、車椅子を投げ飛ばして破壊してしまうペーターは鬼畜だったw。
国内での評価は高いが、深夜アニメじゃないんだから、人気声優の吹替版は余計だと思った。
スタッフ・キャスト
監督 アラン・グスポーナー
脚本 ペトラ・フォルペ
原作 ヨハンナ・シュピリ(『アルプスの少女ハイジ』より)
出演 (吹替)
ハイジ:アヌーク・シュテフェン(花澤香菜)
アルムおんじ:ブルーノ・ガンツ(茶風林)
クララ:イザベル・オットマン(早見沙織)
ペーター:クィリン・アグリッピ(笹島かほる)
ロッテンマイヤー:カタリーナ・シュットラー(本田貴子)<-ここは2005年版の戸田恵子の方が良かった。
おばあさま:ハンネローレ・ホーガー(瀬田ひろ美)