タイトル画面ではマレーネ・ディートリッヒ、ランドルフ・スコット、ジョン・ウェインの順番だったが、
ジョン・ウェインが事実上の主役である。
Directed by Ray Enright
Writing credits Rex Beach
Cast :
Marlene Dietrich …. Cherry Malotte
Randolph Scott …. McNamara
John Wayne …. Glennister
Margaret Lindsay …. Helen Chester
Harry Carey …. Dextry
西部劇。
舞台はゴールドラッシュに沸くアラスカ。
当時は採掘権を巡って争いが絶えなかった。
そこで判事が来ることになったが、これがなんと偽物だ。
偽判事はグレニスタ(ジョン・ウェイン)を陥れて、彼の採掘権を奪おうと策略を練っている。
金の採掘権を監督するコミッショナー・マクナマラ(ランドルフ・スコット)は、グレニスタの恋人で酒場を経営するチェリー(M.ディートリッヒ)に近づく。
グレニスタには、偽判事の娘が色仕掛けを仕掛ける。
グレニスタは、すっかりよろめいてしまう。
☆
ちょうど真ん中あたりまで、誰が悪者か、わからなかった。
だから意外性があって、楽しめた。
西部劇も単純な勧善懲悪とは限らない。
ランドルフ・スコットって言うのは、ゲイリー・クーパーの顔をもっと涼しくした、おじさんだ。
もしかしたら、良い人の役かと思ったが、結局、悪党だった。
ランドルフ・スコットはマレーネ・ディートリッヒが見ている前でジョン・ウェインと延々と殴り合いをして、最後は力尽きて倒れる。
マレーネ・ディートリッヒはアラスカのような田舎なら、ドイツ訛りも気にならない。
ジョン・ウェインが女たらしだったので、悪役ではないかと疑ってしまった。
しかしジョン・ウェインはやはり正義の味方が似合う。
永遠のセルマ・リッター
映画を中心に趣味を語り尽くします!