老母は孫が成人式なので気分がハイになり、めずらしいことだがスポーツ新聞の競馬欄を見て、人気のダッシングブレイズから人気薄6点に1000円ずつ呑んでくれと言う。
私は「競馬法違反は嫌だ。せめて500円6点に値下げしてくれたら代わりに買ってやる」と言った。
母も観戦する中、どうなったか。

前走1200勝ちのレンイングランドが逃げて平均ペースだが、直線では前が捕まり後方待機勢が台頭した。
スクリーンヒーローの三歳牡馬グァンチャーレが後方待機から直線で抜け出して追い込む後続をギリギリ抑えて優勝。
鞍上の武豊は29年連続重賞勝利の新記録。
グァンチャーレは出来が一番良さそうだった。こんな出来はもうしばらくは望めない。
外人が強いと言われて一番人気に押されたC.デムーロ騎乗ダッシングブレイズは瞬発力がまるでなく、直線では2着に追い込んだロードフェリーチェに外に振り出されて、それでも辛抱強く追い込むが4着まで。もう少し距離が必要か、単なるジリ足か。
2着と1着の差は道中の位置取りがグァンチャーレの方が良くて先に仕掛けて最後まで辛抱したこと。
3着は調教師が追い切り後泣きを入れて人気を落としながら大外からのスタートが一番良くじわじわと3着に追い込んだナヴィオンだった。
二歳重賞結果と比較してもニューヒーローはでてこなかった感じ。
グァンチャーレは出世してもガルボ程度か。

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シンザン記念 2015 グァンチャーレ

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