イギリス発スパイ・コミックの映画化第二弾。
今回もタロン・エバートン主演で、前回死んだはずのコリン・ファースが実は生きていたという設定。
またジュリアン・ムーアが麻薬密輸集団ゴールデン・サークルの首領、ジェフ・ブリッジスがアメリカのスパイ組織ステイツマン代表、ハル・ベリーがステイツマンの技術者役、さらにエルトン・ジョンが本人役で出演している。
Synopsis:
世界中の麻薬中毒患者を人質にして、麻薬の合法化を各国に求めるゴールデン・サークルにキングスマンは壊滅させられた。生き残ったエグジーとマーリンはアメリカのスパイ組織ステイツマンに共闘を求める。そこには死んだはずのガラハットが記憶喪失になって収容されていた。記憶を取り戻したガラハットとエグジーは鞭使いのウィスキーとともにイタリアの雪山リゾート地の研究施設に潜入して、解毒剤を手に入れる。しかし敵の襲撃時にウィスキーのミスで解毒剤のアンプルを割ってしまう。ガラハットはウィスキーが敵に通ずる二重スパイだと決め付け銃で撃つが、緊急処置によりウィスキーは一命を取り留める。
もう時間のないエグジーとガラハット、マーリンは敵の本拠地へ直接殴り込みを掛ける。そこにはかつてエグジーのライバルであったチャーリーが立ちはだかった。
Impression:
残念ながら、第2作は面白くなかった。
第1作でやり過ぎたため、随分と表現が大人しくなってしまった。人間ミンチのシーンも迫力が全くなかった。
またアメリカ資本が入っているため、イギリスの007的スパイ映画のイメージが一切無くなって、単なるアメリカ人のスパイ映画になった。
チャーリーを敵のNo.2に据えたのも納得いかない。地味だった。
面白くないのに、前より上映時間が長くなった。第1作を見たから是が非でも第2作を見たいという人にしかお勧めしない。
Staff/Cast;
監督 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
原作 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ
製作 マシュー・ヴォーン、アダム・ボーリング、デヴィッド・リード
製作総指揮 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ、スティーヴン・マークス、クラウディア・ヴォーン、ピエール・ラグランジェ
音楽 ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン
撮影 ジョージ・リッチモンド
編集 エディ・ハミルトン
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出演者
タロン・エガートン
コリン・ファース
ジュリアン・ムーア
マーク・ストロング
ハル・ベリー
エルトン・ジョン
チャニング・テイタム
ジェフ・ブリッジス
エミリー・ワトソン