フランク・シナトラとシャーリー・マクレーンが主演した19世紀末パリを舞台にしたミュージカル映画
歌はコール・ポーター作品を使い、段幕が下りている状態で前奏曲、間奏曲だけでなく、後奏曲まで付いている絢爛豪華な大作。

 

あらすじ

 

フランソワ(シャーリー・マクレーン)は気の良い娼婦宿のオーナー。カンカン踊りで一世を風靡し、自らも舞台に立ち、客を喜ばせている。

彼女は、弁護士シモーヌ(フランク・シナトラ)と付き合っていたが、彼が独身主義を貫くことに不満を感じていた。

そこへ新任判事のフィリップ(ルイ・ジュールダン)にプロポーズされ有頂天になってしまう。

それに対して、シモーヌは嫌がらせを重ねて、フランソワとフィリップの仲を割いてしまう。

怒ったのはフランソワで、シモーヌを陥れ弁護士資格をさせてしまう。今回だけはフランソワも懲りてフランソワと結婚を承諾する。

 

 

 

雑感

 

フランク・シナトラのフランス弁護士が全く様になっていない。フランスの弁護士と言えば、その百年前はロベスピエールもいたのだから、もう少しギラギラしてもおかしくない。しかし彼は、全く出世を諦めた風営法専門弁護士だ。

それよりシャーリー・マクレーンのミュージカル演技は良かった。とくにジュリエット・プラウズとツイントップで踊る、最後のカンカン・シーンは迫力が凄かった。

ルイ・ジュールダンも歌うシーンがあったが、流石にダンスシーンはなかった。

 

 

 

 

 

 

スタッフ・キャスト

 

監督 ウォルター・ラング
製作 ジャック・カミングス 、 ソール・チャップリン
原作 エイブ・バロウズ
脚本 ドロシー・キングスレイ 、 チャールズ・レデラー
撮影 ウィリアム・ダニエルズ
音楽 コール・ポーター 、 ネルソン・リドル
美術 ライル・ウィーラー 、 ジャック・マーティン・スミス

 

配役
フランソワ  フランク・シナトラ
シモーヌ  シャーリー・マクレーン
バリエール判事 モーリス・シュヴァリエ
フィリップ判事  ルイ・ジュールダン
クロディーヌ  ジュリエット・プラウズ

 

カンカン Can Can 1960 20世紀フォックス ミュージカル大作

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