79年当時、NHK-FMで生放送が放送され、話題になった作品。
デジタル録音してたおかげで、今回ついに復刻CDとなった。
80年代のスタジオ録音全集同様、速い展開。
しかし第三楽章アダージョがぐっと遅い。
その分、最終楽章のそれも最後のスピードアップが目立つ。
スタジオ録音は、良い意味でも悪い意味でもカラヤンらしさが出ていた。
深くて粘っこいというか。
このライブでは速くて勇ましいんだけど、アダージョ以外、深みがなくなった。
しかし、まとまりはスタジオ録音より、ずっとある。
日本国内のライブだけに、音響的には大したことはない。
カラヤンBPO 第九 普門館ライブ DG