種牡馬はハーツクライ6頭、ハービンジャー4頭、ディープインパクト系が3頭、ダイワメジャー2頭、あと一頭だけ出走がフランケル、ステイゴールドなど。朝から晴れて良馬場だが7R4歳500万下で2000m1分59秒5と早めだ。でも血統では、ステイゴールドなど力系統の馬が走っていた。フランケルやハービンジャーなど英国血統の方が走るのだろうか。そのレースでは穴の先行馬が残った。一番人気ソウルスターリングに有利なデータだ。この馬が1枠を引いたので、もしスローに落として先行し抜け出し圧勝したら、2着は人気馬ではなく穴の先行馬あるいは差し馬が入る可能性が高い。他の有力馬は実力の差で3着争いまでだ。
単勝で固く行くか、大荒れを期待して馬連総流しで行くか、はたまた相手を絞ってソウルスターリング×穴馬×有力馬で6点ぐらいの三連単か。アドマイヤミヤビが強いと思う人はミヤビを頭で買えば良い。リスグラシューでもそう、ただ個人的にハーツクライを1着固定するは好きじゃない。春のクラシックは良くて2着までのイメージがある。
馬体重は有力馬に目立った増減なし。
9R調布特別は1800で1分46秒2、ディープインパクトとハービンジャー産駒の組み合わせだった。両頭の産駒は要注意。
パドックではソウルスターリングの発汗が目立ったが、東京の天気予報は31度だから気にすることはない。発汗していない方が怪しい。それよりもリスグラシューのように小足を使ってお腹を細く見せる馬の方が危険だ。
レースでルメール騎乗ソウルスターリングは好発進。逃げたのは2枠の2頭、フローレスマジックとミスパンテール。横山典ヤマカツグレースは逃げず三番手まで。その後の好位にソウルスターリングがやや内に押し込まれている。その背後、内に和田モズカッチャン(フローラS勝ち馬)と外に池添レーヌミノル。中団には武豊リスグラシューが少しかかり気味で、後方にデムーロ騎乗アドマイヤミヤビが付けている。
前半61秒7、今日の馬場状態でこの時計は追い込み勢にとって辛い展開になった。
三四角中間でソウルスターリングがフローレスマジックに並びかけた。もう勝ったも同然だ。直線を向いて内から4頭目辺りを回ってソウルがそろりと首位に立つ。ところが残り400で馬場が悪いはずの最内を通ったモズカッチャンがソウルに競りかけて来た。一瞬冷やっとしたが、残り200でソウルはもう一伸び見せてくれてモズを突き放し1馬身3/4差を付けて優勝、勝ち時計2分24秒1でスローにしては優秀だ。モズは2着でソウルとともに上がりは34秒1。3着は追い込んで来たアドマイヤミヤビで上がりは33秒9だったのだが、モズから二馬身半の差を付けられた。4着は岩田らしく後方から内を突いたディアドラ、5着はリスグラシューだった。桜花賞馬レーヌミノルは13着と惨敗。
外が伸びると言われていたが、終ってみれば内の方が伸びた。
藤沢厩舎のクラシック制覇は、ダンスインザムードの桜花賞以来2度目の勝利。ただ桜花賞とNHKマイルの二連勝の方が、藤沢厩舎らしいしフランケル産駒ソウルスターリングらしかった。
2着はハービンジャー産駒、4着もそうだ。3,5着のハーツクライ産駒より馬場に適していたのだろう。
馬券的にはつまらなかったが、血統狙いでかなり取りやすかった。それなのに、どうして三連単が二万円も付けたかな。