アンディ・ウィアーのSF小説「火星の人」の映画化。火星で一人だけ置き去りにされた男の話。
主演マット・デイモン、監督リドリー・スコット。
あらすじ
火星でのアレス3計画の任務中、嵐に襲われたヘルメス乗組員たちは、火星から脱出することを決めるが、ワトニー隊員だけが嵐の中に消えてしまう。メリッサ隊長はワトニーが死んだものと判断し出発する。
実はワトニーは重傷を負ったが治療を済ませて、次の火星探査機が来るまで何とかして生きることを考えていた。彼は植物学者としての知識を活かし、火星の土を基にしてジャガイモの栽培に成功する。
アレス4が到着するまでの4年間かかるが、火星の厳しい自然がそれを許さない。度々の嵐のために食料は完全に不足し四年も持たない。その頃、NASAはワトニーの生存を察知する。ワトニーは火星無人探査機を見つけ、その通信機能を回復させNASAと更新することに成功する。
NASA長官はワトニーの救出より地球帰還中のヘルメス号クルーたちを帰還させることを選択するが、フライトディレクターのヘンダーソンは、クルーたちにその情報をリークする。クルーたちは全員一致の意見で、地球上の軌道で中国のロケットでから追加食料を受け取ると、火星へ向けて出発する。
ワトニーは、アレス4用にすでに送り込まれていたMAVロケットに乗り込む。MAVはヘルメス号からの遠隔操作によって打ち上げられるが、軌道にわずかな誤差が生じた。ヘルメス号のクルーたちは、宇宙空間を漂っていたワトニーを何とか確保して、軌道を反転し地球へ向かう。
雑感
現代天文学で分かっている火星の姿を知るためには良い。
だけれど、お話は長すぎる。探検隊員キャラクターが魅力的でない。
脚本にケチをつける者でないが、そのまま火星で自給生活をしてロビンソン・クルーソーになったらどうか?
スタッフ・キャスト
監督 リドリー・スコット
製作 サイモン・キンバーグ 、 リドリー・スコット 、 他
製作総指揮 ドリュー・ゴダード
原作 アンディ・ウィアー
脚本 ドリュー・ゴダード
VFXスーパーバイザー リチャード・スマターズ
配役
マーク・ワトニー マット・デイモン
メリッサ・ルイス ジェシカ・チャステイン
アニー・モントローズ クリステン・ウィグ
テディ・サンダース ジェフ・ダニエルズ
リック・マルティネス マイケル・ペーニャ
ベス・ヨハンセン ケイト・マーラ
ミッチ・ヘンダーソン ショーン・ビーン
ミンディ・パーク マッケンジー・デイヴィス