父と2人暮しのエーミール少年は、父が交通事故で入院中、ベルリンにホームステイすることになる。
しかし彼は友人の窃盗事件の関係者として、警察に追われていた。
ベルリンへの列車の中で、エーミールは乗り合わせたグルントアイスという男に免許証の偽造を依頼する。
父は事故で免許証をなくしてしまっていた。
グルントアイスの役者が一枚上手で、エーミールの全財産を盗んでしまった。

原作を現代風に翻案した映画作品である。
しかしやり過ぎである。
女の子が多く出てくるのは良しとしよう。
なぜ原作のおばあちゃんが、ベルリンの女牧師になってしまったのか。
リアルでなければ、ドイツの子供たちは喜ばないのかもしれないが、それにしても・・・
この作品は、子供にこびている。と同時に子供を馬鹿にしている。
ケストナーも怒っているのではないか?
イギリスの場合、たとえばチャールズ・ディケンズにしろ、ジェーン・オースチンにしろ、きちんと時代背景を描く。
それと比べて、ドイツの児童文学と映画の関係はどこかおかしい。
戦争に負けたせいなのであろうか?

エーミールと探偵たち 2001 ドイツ製作

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です