全てを消すためにあの男がやってくる！
軍事メーカーの密売疑惑の証人である女性を証人保護プログラム専門の連邦保安官ジョン・クルーガーが保護したが、同僚が裏切ったため、証人と二人で身を隠す。どうやらもっと大きな陰謀があるようだ。
監督は「マスク」のチャールズ・ラッセル、主演はアーノルド・シュワルツネッガー、ヴァネッサ・ウィリアムズ。共演はジェームズ・カーン、ジェームズ・コバーンら。
あらすじ
軍事企業サイレックスに勤める女性リーは、レール・ガンが製造密売されている証拠を掴み、ディスクに収める。それを知ったリーの上司ドナヒューは自殺してしまう。証人保護プログラムにより連邦保安官ジョン・クルーガーが彼女の護衛に付く。彼女の家襲撃され、元カレや友人のジャーナリストが殺される。クルーガーはリーの過去を消し、彼しか知らないチャイナタウンの某所に彼女を預ける。
証人保護プログラムで守られている筈の証人たちが次々に消される。クルーガーの同僚ドゥゲランは、リーの行方をクルーガーに尋ねる。アトランタに向かうジェット機のクルーガーはドゥゲラン一味に襲われる。彼は裏切り者だった。脱出したクルーガーはリーと落ち合い、動物園でドゥゲラン一味を迎え撃つ。何とか倒したが、ドゥゲランはベラー局長にクルーガーが裏切り者だったと嘘を吐く。ベラーもクルーガーが怪しいと踏んでおり、クルーガーに証拠を掴めと命令する。
クルーガーは証人保護プログラムで助けたジョニーと組んで、サイレックスに潜入する。リーが直接端末を操作すると、国防次官が今夜ロシアのマフィアにレール・ガンを大量納品することがわかる。クルーガーらはボルチモア港に向かい、クルーガー一味とロシアのマフィア相手に銃撃戦を交えついにドゥゲランを逮捕する。ドゥゲラン一味の裁判では、クルーガーとリーが乗り込んだ車が爆破される。しかしクルーガーたちは生きていた。彼はドゥゲランに「お前たちは消去される」と電話を掛けて、一味の乗った車に貨物列車を突っ込ませる。
雑感
ジェームズ・カーンが出てきた途端、封切りで見たことを思い出した。
日本でレール・ガンが愛されているのか映画は人気になったが、「トゥルー・ライズ」が面白すぎたせいかアメリカでは全く受けなかった作品。
ジェームズ・カーンが敵役ではシュワちゃんに敵いそうない。
ジェームズ・クロムウェルも見せ場なく最初に死んでしまう。
敵については見るべきものがない。
でも最後にボルチモアのギャングと組んで「二丁レールガン」を両手に持ってロシアの悪党諸共やっつけてしまう当たりは、面白かった。
ちなみにヴァネッサ・ウィリアムズは、綺麗だと思った初めての黒人歌手だった。
スタッフ・キャスト
監督 チャールズ・ラッセル （「マスク」）
製作 アーノルド・コペルソン 、 アン・コペルソン
製作総指揮 マイケル・タッドロス 、 チャールズ・ラッセル
原案 トニー・パーイヤー 、 ワロン・グリーン 、 マイケル・Ｓ・チャヌーチン
脚本 トニー・パーイヤー 、 ワロン・グリーン
撮影 アダム・グリーンベルグ
音楽 アラン・シルヴェストリ
歌 ヴァネッサ・ウィリアムズ「愛のゆくえ」
配役
連邦保安官「イレイザー」ジョン・クルーガー アーノルド・シュワルツェネッガー
連邦保安官ロバート・デゲリン ジェームズ・カーン
証人リー・カレン ヴァネッサ・ウィリアムス
ベラー本部長 ジェームズ・コバーン
ドナヒュー副社長 ジェームズ・クロムウェル
ハーパー国務次官 アンディ・ロマーノ
ジョニー ロバート・パストレリ