監督 :ロブ・ライナー
製作 : デイヴィッド・ブラウン / ロブ・ライナー / アンドリュー・シェインマン
製作総指揮 :ウィリアム・S・ギルモア / レイチェル・フェファー
原作 : アーロン・ソーキン
脚本 : アーロン・ソーキン
撮影 : ロバート・リチャードソン
音楽 : マーク・シャイマン
キャスト(役名)
トム・クルーズ(Lt JG Daniel Kaffee)
ジャック・ニコルソン(Col Nathan R Jessep)
デミ・ムーア(Lt CdrJo Anne Galloway)
ケヴィン・ベーコン(Capt Jack Ross)
キーファー・サザーランド(Lt Jonathan Kendrick)
キューバの海兵隊基地で一等兵が殺された。
兵長によるいじめが原因らしい。
キャフィ中尉とギャロウエイ少佐が軍事法廷で弁護をすることになった。
彼らの捜査過程で、もっと上位の人間の関与の可能性が出てきた。
彼らは命令に答えただけではないか。
裁判が始まる。
基地の内部は口裏を合わせているため、弁護側に有利な証言は出てこない。
証言を約した、当時の参謀も自殺してしまう。
キャフィは最後の手段を執った。
師団長のジュセップ大佐の証人尋問だ。
彼こそが、この事件の黒幕に違いないのだ。
☆
映画としては、まあ面白い方だ。
二回見ようとは思わないが。
刑事裁判ものだけど、軍絡みなのでいくつか普通の裁判と違う点がある。
そこが話を少し複雑にしている。
参謀の自殺だとか、大佐の鼻持ちならない態度とか、不自然さ(ご都合主義)が目に付いた。
とくに最後に大佐が自白するシーンは、監督が馬鹿じゃないかと思う。
俺なら最後まで真実を明らかにせずに終わらせる。
そうして初めて陪審の評決が生きてくるのだ。
でも軍関係の映画はこうじゃなきゃ、お許しが出ないのかな。
白黒はっきりつく、娯楽映画じゃなきゃ、オーケーが出ないのかも知れない。
トム・クルーズの一人称(弁護側)から裁判を見ている気になる。
ロブ・ライナーは「羅生門」を見てないのかいな。
自分で製作を買って出るほどの映画かなあ。
デミ・ムーアはただの引き立て役。
このころから、太っていた。
この映画に関しては金に釣られて出演したとしか思えない。
全然、綺麗に見えない。
検察官のケビン・ベーコンも冴えない。
ジャック・ニコルソンはベリースペシャル・ワンパターンの演技。
いつものようにトム・クルーズだけが目立つ、美味しい映画だった。
永遠のセルマ・リッター
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