今年は VTuber が市民権を得て、二年目だったが、ついにここまで大きなリアルイベントを開催することになった。
現在92名が所属する人気No.1の Virtual Tuber 軍団「にじさんじ」からの選抜メンバーによるライヴ・コンサート。
両国国技館の観衆は6000人。ペンライトで二階三階も埋まっていたから、満杯だったと思うが、キャパ11000人だから、見られない角度があったのだと思う。
セットリスト
M1 Sharpness…(剣持刀也)
M2 ダンスロボットダンス(勇気ちひろ/剣持刀也)
M3 Los! Los! Los!(勇気ちひろ)
M4 メランコリック(椎名唯華)
M5 ロキ(椎名唯華/笹木咲)
M6 命に嫌われている。(笹木咲)
M7 恋愛裁判(夢月ロア)
M8 secret base~君がくれたもの~(鈴原るる/夢月ロア)
M9 ガーネット(鈴原るる)
M10 小さきもの(戌亥とこ)
M11 オトモダチフィルム(御伽原江良/戌亥とこ)
M12 おねがいダーリン(御伽原江良)
M13 千本桜(静凛)
M14 God knows…(鈴鹿詩子)
M15 バレリーコ(森中花咲)
M16 気まぐれメルシィ(森中花咲/鈴鹿詩子/える)
M17 MESMERIZER(える)
M18 君は薔薇より美しい(ジョー・力一(りきいち))
M19 あいがたりない feat. 中田ヤスタカ(月ノ美兎)
M20 林檎もぎれビーム!(ジョー・力一/月ノ美兎/樋口楓/鈴原るる/える)
M21 MARBLE(樋口楓)
M22 dream triangle(樋口楓/月ノ美兎/静凛)
・アンコール
M23 Virtual to LIVE(月ノ美兎/樋口楓/静凛/剣持刀也/勇気ちひろ/える/鈴鹿詩子/森中花咲/椎名唯華/笹木咲/ジョー・力一/鈴原るる/夢月ロア/御伽原江良/戌亥とこ)
雑感
ライヴの盛り上がりは凄かった。一人一人に色が決められていて、ペンライトの色を変えて応援していた。
2020年の正月元旦には、BS NHK で歌番組があると言う。来年までは持ちそうだ。
魅力の高い VTuber の共通点は、話が面白いこと、意外性がある事、ある程度自分を曝け出すこと。Youtube はラジオより規制が弱いため、文字にも出来ないような、かなりきわどい話も聞ける。60年代から70年代にかけての深夜ラジオDJのようだが、それをゴールデンタイムに流せる。テレビが弱っているわけもよく分かる。
しかし VTuber の勢いが長期的なものなのか。「キズナアイ」の勢いが無くなったり、「ミライアカリ」が中国向けになったり、先行きが安定しているとは言いがたい。
配信では月ノ美兎と鈴鹿詩子が筆者の推しだが、ともに高めの年齢層をターゲットにしているだけに、いずれ Youtube 登録者数増加も鈍化するだろう。それぐらい、どんどん若手が伸びている。そういうのに限って何処が面白いのかネット高齢者には分からない。月ノ美兎に関しては、最近 Switch ゲームをよく実況しているが、ソニー系列に所属するアナウンスがあったから、次第にプレステに移るだろう。
ライヴでは、歌のうまさで印象に残ったのは、戌亥とこ。でもプロ級の声では無い。Youtube の「歌ってみた」だけでは無く、もっと人前で歌う修行をしなければダメ。ゲーム音楽専門歌手ぐらいなら出来るだろう。
定番だが、ジョー・力一の「君は薔薇より美しい」と女子四人をバックに付けた「林檎もぎれビーム!」が最も盛り上がった。
映像に注文を付けると、最初の内はピントが合っていなくてボケていた。
今の先端技術であれば解決される問題だから、母体である「いちから」が投資して欲しいな。