2004年02月18日(水)  No.155
監督製作脚本構成 : 新藤兼人
撮影 : 三宅義行
録音 : 近藤光雄 / 藤田敬子

 
出演:
永田雅一
入江たか子
成沢昌茂
柳永二郎
浦辺粂子
伊藤大輔
宮川一夫
若尾文子
増村保造
山田五十鈴
津村秀夫
川口松太郎
田中絹代

 

溝口健二監督の映画界参加からベネチア映画祭受賞、そして白血病でなくなるまでを回想する。
関わりのあった人たちが監督の想い出を語る。
聞き手は、自分も溝口と親しかった新藤兼人監督。
日活向島撮影所から彼の映画人生ははじまる。
震災でやられた後、京都に移るが、そこで愛人に切られる事件が起きる。
新興キネマ、日活と移って、日活企画部長永田雅一が第一映画で独立したとき、彼も移籍する。
そこで撮った映画「浪花エレジー」は傑作である。
戦後、映画「雨月物語」でベネチア映画祭銀賞に輝いたときも、本人はこれで賞を逃したら日本に帰れない。と覚悟を決めていたそうだ。
田中絹代とのロマンスの噂を本人にぶつけてみたが、田中は「監督は仕事以外では面白くない人だった」とはぐらかす。

 

田中絹代って頭のいい人だなあ。死ぬ二年前なのに、よく喋るし、ケロッとしてる。
かつての大女優・入江たか子は言葉がおぼつかない様子だった。
川口松太郎と溝口監督が同級生だったのは知らなかった。

ある映画監督の生涯 1975 近代映画協会

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