「大西ユカリと新世界」のデビュー盤を聞いた。
大西ユカリは近鉄最後のCFギャルで、その後モノの見事に近鉄は消滅してしまった。
だから食わず嫌いのところがあったのだが、テレビで歌ってるシーンを見て、興味を持った。
新世界(バンド)は歌謡曲のバックにピッタシはまっている。
ボーカル大西ユカリの音程が甘いことがあった。マルチ録音ではないこともあり、そこは一発ライブ録音している。
緊張したんだろうか?
当時はお金がないバンドだったから仕方ない。
オリジナルでは何と言っても「滾り(たぎり)」である。
「あなたのシャワーのお湯になりたい。」というサビは覚えてしまった。
カバー曲は朱里エイコの「北国行きへ」と青山ミチの「ミッチー音頭」、「恋のゴーカート」である。
「北国行きへ」は朱里に比較して力強さがたりない。
青山ミチの方が大西ユカリは合っている。
一般に「昭和歌謡」というジャンルは、「平成歌謡」でしかない。
昭和の人間にはピンと来ない。
しかし大西ユカリは聞ける。
多少、シャウトが甘いけれども、バラード曲は十分楽しめる。
まだ食わず嫌いだという人は、デビュー盤あたりからはじめてみれば。
「大西ユカリと新世界」