(△)19世紀末のアメリカ中西部で、大富豪アンバーソン家に生まれたジョージの没落自動車社会の進化を描iいた映画。

製作・監督・脚本は、オーソン・ウェルズ
原作はブース・ターキントンの同名小説、音楽はバーナード・ハーマン。
白黒映画
で撮影はスタンリー・コルテス

主演はティム・ホルト、ジョセフ・コットン、共演はアン・バクスター、ドロレス・コステロ、アグネス・ムーアヘッド

雑感

オーソン・ウェルズは、大衆からは認められなかったが批評家から絶賛された前作映画「市民ケーン」と正反対のロングショット中心の撮影手法を使っている。とても同じ監督の処女作と二作目だと思えない。
俳優では、ユージンを愛するがゆえにジョージを煽る叔母ファニー役アグネス・ムーアヘッドの心情演技が素晴らしかった。

ただし作品は、オーソン・ウェルズの許可を取らずに会社がラストのシークェンスだけ作り直して、ハッピーエンドに変えてしまった。ジョージの傲慢さに怒り心頭だった観衆は、没落したのでそれ見たことかと笑っていたのだ。土壇場でユージーンが小憎たらしいジョージと和解するのは解せなかっただろう。

国内ではインターナショナル・プロにより1988年に輸入される。

 

キャスト

ティム・ホルト  アンバーソン家の嫡男ジョージ
ジョゼフ・コットン  ユージーン
ドロレス・コステロ  ジョージの母イサベル
アグネス・ムーアヘッド  イサベルの妹ファニー
アン・バクスター  ユージーンの娘ルーシー

スタッフ

製作総指揮  ジョージ・J・シェイファー
製作、監督、脚本  オーソン・ウェルズ
原作  ブース・ターキントン
撮影  スタンリー・コルテス
音楽  バーナード・ハーマン

 

ストーリー

19世紀末、アメリカ中西部の小さな町が舞台。
大富豪であるアンバーソン少佐の孫ジョージは鼻につくほど傲慢な青年だった。
自動車会社を起業して裕福になったユージン・モーゲンが若い頃暮らしたこの町に帰ってきた。ジョージはこの成金が気に入らないが、娘のルーシーを愛してしまう。
ジョージの父ミニファーは投資に失敗したのが祟って病で亡くなる。叔母ファニーは、かつてユージーンを愛していたが、ユージーンはジョージの母イザベルを愛していた。若気の至りでイザベルが意地を張ってしまい二人は、別れてしまった。その二人の愛が月日を経て再燃する。しかし、ジョージは二人の仲を不潔がり、ユージーンを母に近付けまいとする。
ルーシーは、ジョージに自分たち二人が結婚するなら夫は職業に就くべきと言うが、ジョージはプライドが高くて仕事を持つことを拒絶する・・・。

20世紀に入り、この町にも工業化の波が訪れる。ユージンは今や自動車業界の大物と讃えられる。ジョージはルーシーへの愛を諦めても、母をユージンから引き離すため、一緒に海外旅行に出かける。しかし、途中で病を得た母が亡くなり、続いて心労で祖父も世を去った。彼の遺産は何も残っていなかった。
仕方なく職に就いた彼は自動車事故で両足の骨を折る。ユージンは、ジョージの過去の非礼を詫びる言葉を聞き、ルーシーの婿に取ることを認める。

 

 

偉大なるアンバーソン家の人々 The Magnificent Ambersons 1942 RKO製作・配給 – オーソン・ウェルズ第二回監督作品

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