監督 スパイク・リー
出演 デンゼル・ワシントン、アンジェラ・バセット スパイク・リー
3時間20分もの長い映画だが、最後まで楽しめた。
でも少し前半が冗長かな。
学校で図抜けた成績だったのに、コックにしかなれなかったリトル(ワシントン)はやがてヤクザの道に入ってしまう。
刑務所に入ったリトルはそこでイライジャ・ムハマドの教えに出会い、出所後、入信する。
名はマルコムと改めた。
そこでも弁舌の巧みさでマスコミの注目を集めるが、教団のねたみを買い、独立を余儀なくされる。
イスラムの聖地メッカを訪問した彼は、反白人主義から、協調路線に転換した。

夜中、黒づくめで同士と共に行進するシーンが、もっとも美しい。
デンゼル・ワシントンはマルコムX本人に似ていた。
無理に似せる必要はなかったんじゃないか。
歴史的には、マルコムの一生がよくわかった。
「路傍の石」とよく似た出だしだったが、その後はドラマチック。
最後は協調路線を目指したが、過激派に暗殺される。
ばりばりのメジャー映画なので、スパイク・リーの演出はいつものインディーズ・タッチとは、全く違う。
違和感があった。

マルコムX 1992 USA

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