おきまりのエジプト財宝探し+ミイラ復活もの。
昔みた、ツタンカーメンものはミイラがロンドンまで財宝を追いかけてきて怖かった覚えがある。
この年になると、そういう怖さというのは無いのだが、チープなCGに頼るB級映画故に子供心で楽しめる部分が多かった。
アメリカンゴジラより東宝のゴジラの方が楽しめるのと同じ事だろう。
「インディ・ジョーンズ」なんかより、ずっと面白い。
オコナー(ブランドン・フレイザー、最新作は「悪いことしましょ」)と奴隷兵ベニーは、アフリカ戦線で敗走中に謎の都ハムナプトラを発見する。
ここは死者の都と言われ、エジプト王家の財宝が眠ると言われる。
考古学者を目指す娘エヴェリン(レイチェル・ワイズ、近作は「スカートの翼を広げて」)と兄ジョナサンは捕虜となった彼を救う代わりにハムナプトラへ案内させる。
一方、ベニーもアメリカ人の探検家を伴いハムナプトラへ向かう。
ハムナプトラへ到着した隊は早速発掘を始める。
掘り出した財宝の中には、「死者の書」という死人をよみがえらせる魔法を書いたものがあった。
誤ってエヴェリンがその書を読んだとき、数千年の眠りから大司教イムホテップが復活する。

どろどろしたホラーではない。
わざとらしいSFXのおかげで、コミカルですらある。
女の子でもキャーキャー言って楽しめるだろう。
大きな音で大画面で楽しんで欲しい。
主役のフレイザーは、マッチョだけど知性はまったく感じさせないから、B級コメディで目が出るだろう。
レイチェル・ワイズは華はあるけど、それほど美人とも思えない。
演技力はずば抜けている。
どうしてこんな映画のオファーを受けるかな。

ハムナプトラ(The Mummy, 1999, USA)

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