田舎町で謎のシリアルキラーが引き起こす殺人事件を描いたスプラッタホラー・ミステリー映画
当時発生した神戸の小学生連続殺傷事件の影響で公開が延期になって、かえって話題になった。

新鋭ケヴィン・ウィリアムソンの脚本を、ウェス・クレイヴンが監督した。
製作はケイリー・ウッズキャシー・コンラッド、製作総指揮はマリアンヌ・マッダレーナと、「イングリッシュ・ペイシェント」のボブ&ハーヴェイ・インステイン兄弟。

出演はネーヴ・キャンベルスキート・ウールリッチ
共演はデイヴィッド・アークエットコートニー・コックスドリュー・バリモアらである。

1997年ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭グランプリと観客賞を受賞。

あらすじ

カリフォルニア州田舎町にあるウッズボロー高校が舞台。

ある夜、高校生ケイシーが恋人スティーヴと共に正体不明の犯人に惨殺された。
彼女のクラスメイトだったシドニーは、1年前に同様に母親を惨殺されていた。母を殺した犯人は逮捕されたが、リポーターのゲイルが、シドニーの証言が決め手となり逮捕され死刑になる男に密着して、彼は犯人でないとする本を上梓した。今回の事件でも前の事件との関連性を感じてシドニーにつきまとう。

父の出張中、シドニーの元に不審な電話が掛かる。その時、犯人が家に侵入し、ナイフを持って襲ってきた。タイミングよく恋人のビリーが現れて、犯人は入れ違いに姿を消した。警察はビリーを容疑者として連行した。だがその夜、友人テイタムの家に身を寄せたシドニーに、犯人から電話がかかってくる。
事件後、学校でもシドニーは襲われる。警察は外出禁止令を敷き、校長は休校にする。しかし校長も校内で犯人に刺し殺される。

生徒たちは、休校記念パーティーを開催する。テイタムに誘われたシドニーは、釈放されたビリーに再会し、わだかまりを解く。既に犯人はパーティー会場に忍び込んでおり、テイタムがまず犠牲になる。ゲイルはシドニーを見張っていたが、デューイも重傷を負った。

そんなことも知らずにシドニーはビリーと激しく愛し合っていた。そこへ犯人が来てビリーはメッタ刺しされる。
シドニーは犯人から逃げ出し、外で張り込んでいたカメラマンのケニーに助けを求めるが、犯人が一歩早くケニーの喉笛を掻き切る・・・。

 

雑感

ミステリーであり、パロディであり、軽めのスプラッタホラーでもあるという何でもありの映画。当時はすごい人気だった。怖くないんだけど、展開が早くて目が離せない映画だ。おかげでホラーを嫌いな層も見ている。
映画館では見なかったが、1998年ぐらいのビデオ時代にレンタルして、それから十数年経ってまたDVDで見たが、さらに10年経って配信で見たくなった。ただ怖がらせるだけの映画は嫌だが、これは楽しく謎解きの要素もあるからだ。

韓国映画「パラサイト半地下の家族」がアカデミー賞を取ったが、あれは日本流の社会派映画であるが、他にもパラサイトが現れたことの妙味やミステリー要素、コメディ要素を加えた意味で新しい映画だった。だからアカデミー賞というのは少し過大評価だと思っている。

映画ではドリュー・バリモアもいたが特別扱いで、ネーヴ・キャンベルが主演を務める。
TVドラマ「ファミリータイズ」や「フレンズ」でおなじみのコートニー・コックスは、スプラッタホラーの出演者としてはとうが立っていたし出演序列も低いが、個性が出ていて結構目立っていた。「スクリーム2」のあと、デヴィッド・アークエットと結婚して「スクリーム4」の後、離婚する。
そのデーヴィッド・アーケットは、序列は高いのに出番も多くなく、もっと働けと言いたい。

スタッフ

監督  ウェス・クレイヴン
製作  ケアリー・ウッズ、キャシー・コンラッド
製作総指揮  マリアンヌ・マダレーナ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本  ケヴィン・ウィリアムソン
撮影  マーク・アーウィン
音楽  マルコ・ベルトラミ
特殊効果  ケーエヌビー・エフェクツ・グループ、エフエフエックス・グループ

キャスト

デューイ保安官代理  デイヴィッド・アークエット
ケイシー  ドリュー・バリモア
シドニー  ネーヴ・キャンベル
記者ゲイル  コートニー・コックス
ランディ(オタク)  ジェイミー・ケネディ
スチュー(テイタムの彼氏)  マシュー・リラード
親友テイタム  ローズ・マッゴーワン
シドニーの彼氏ビリー  スキート・ウーリッチ
スティーヴ(ケイシーの彼氏)  ケヴィン・パトリック・ウォールズ
カメラマンのケニー  W・アール・ブラウン
ヒンブリー校長  ヘンリー・ウィンクラー
劇中映画のヒロイン  ジェイミー・リー・カーティス(「プロムナイト」)

ネタばれ

再び会場に戻ると、友人スチューとオタクのランディが助けを求めてくる。ところが、スチューはランディこそが犯人だと言って刺した。
そこへビリーが重傷を負いながら降りてくる。シドニーはビリーの元に駆けつけるが、ビリーはシドニーにナイフを振りかざす。実は、ビリーとスチューの共犯だったのだ。ビリーは、自分の母が家出したのは、男に見境なく手を出したシドニーの母の責任だと彼女を責めた。
ビリーとスチューは、行方不明の父親を拉致していた。そして彼らは、シドニーの父が最後は娘と心中したように見せかけようとしていた。彼らはシドニーの父に刺されたように見せかけるため、お互いの脇腹を刺し合った。
いよいよシドニーが殺されるかというとき、駆けつけたゲイルの拳銃が火を吹き、犯人は射殺された。

 

 

 

スクリーム Scream 1996 ウッズ・エンタメ製作 ディメンション配給 アスミック・エース国内配給(1997)

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