ホラー映画史に燦然と輝く傑作「スクリーム」で世界を震撼させたウェス・クレイヴン監督が、10年の沈黙を破って完成させたシリーズ第4弾ネーヴ・キャンベルをはじめとする主要メンバーに加えて、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツなど新世代キャストが結集。これまでの常識を覆す怒濤の展開から目が離せない。

あらすじ

初めに二人の若い女性シャーリーとトルーディが家でビデオを見ていルト、覆面の殺人鬼が入ってきて刺殺される。

しかしこれは人気ホラー映画「スタブ6」の冒頭シーンだった。それを見ていたクロエと女の子が部屋に侵入した殺人鬼に刺し殺される。
これも映画「スタブ7」の冒頭シーンだった。「スタブ7」が劇中映画として「スタブ6」を使っていたのだ。
そして、現実はマーニーとジェニーという、ウッズボロー高校へ行く女学生が二人で「スタブ7」を見ていた。ところが覆面の殺人鬼が現れ、二人は惨殺される。

作家になって成功したシドニーは、事件に関わる本を出版する。そして街に帰ってきてサイン会を開く。広報としてレベッカを連れている。
マーニーらの友人であった従妹ジルは、友人カーヴィ、オリヴィアと共に登校する。
登校したジル、カーヴィ、オリヴィアは、映研のオタクであるロビーとチャーリーと話している。そこにジルの元彼氏トレヴァーが、ちょっかいを出して来る。
夜ジルとカーヴィが映画を見ようとすると、殺人犯から電話が掛かってくる。オリビアは向かいの建物で心配していたが、殺人犯はオリビアの部屋にいて滅多刺しをする。

デューイから事件の連絡を受けたシドニーは、金のことしか考えていない、シドニーの広報レベッカと縁を切った。その後、一人になったレベッカは、駐車場で暗殺される。

翌日夕方から映画研究会主催の第三回「スタブ」シリーズ上映会が開かれた。ゲイルは、何か起きると確信し、覆面で正体を隠し第一話のように内部を写すカメラを4台設置する。
しかし敵もこちらの手口はお見通しだった。犯人によってカメラが全て布で覆われてしまう。カメラを元に戻そうと再び侵入すると、犯人に腹部を刺される。そこへゲイルからのSOSを受けたデューイが現れ、犯人は消え去る。

所は変わって、ジルの実家でシドニーの寄宿先であるロバーツ邸だ。二人の張り込み副保安官が共に刺し殺される。家の中にはシドニーと叔母ケイトがいたが、ケイトが犯人に刺し殺される。ジルはこんな時にどこに行ったのか?シドニーは、ジュディ婦警に後を任せ、ジルを捜す。

その頃、ジルはカーヴィの家で映画研究会のロビーとチャーリーを加えて、映画会の二次会を開いていた。そこへ元彼トレヴァーがやって来て、一気に雰囲気が悪くなる。
ゲイであるロビーが酔いを覚ますため外に出ていると、犯人に刺される。
そのときシドニーがジルを救出にやって来る。ジルをベッドの下に潜ませ、自分は犯人の囮になる。刺されそうになるが、一階に落ちて難を逃れた。
気が付くとチャーリーが第一話のように椅子に縛られている。シドニーはジルウィ探しに行って、カーヴィ一人で助けようと犯人の繰り出すクイズを次々と解いて、チャーリーの縄を外してあげる。
ところが、チャーリーはカーヴィーの胸にナイフを突き刺した。チャーリーも犯人の一人だったのだ。

 

雑感

第三話から11年たっての第四話だったが、原点に帰って第三話よりもずっと面白かった。ホラー映画枠だから、一般評価は必ずしも高くない。興行収入も中ヒット程度だ。でもDVD収入、レンタル収入は膨大なもののはずだ。

第一話を神格化しているファンにとっては、第四話も面白かったであろう。それぐらい第一の事件のコピーキャットであり、でも最後にどんでん返しがある。第三の事件のように身内の犯行だし、今までの要素をいいところ採りしている。

脚本のケヴィン・ウィリアムソンは、第三作の脚本を書いたが、相当に手を入れられた上に脚本家から外れ、原作者として扱われた。第四作では再び脚本を描くが、つまらなかったら監督は降りるというほどだったから、入魂の作だと思う。

エマ・ロバーツは血筋の通り、美人だ。叔母さんよりエリザベス・テイラーのような不思議な雰囲気を持っている。

デヴィッド・アークェイドコートニー・コックスは、結婚末期で現場には緊張感が漂ったが、演技ではそういう側面は見せない。

劇中映画「スタブ7」のクロエは「アナと雪の女王」でアナの声を演じたクリスチャン・ベル。その友達レイチェルは幼くしてアカデミー助演女優賞を受賞したアンナ・パッキンである。
映画オタクのチャーリー役は、ロリー・カルキンが演じているが、俳優一家であのマコーレーを兄に持つ。

スタッフ

監督、製作  ウェス・クレイヴン
脚本、製作  ケヴィン・ウィリアムソン
撮影  ピーター・デミング
音楽  マルコ・ベルトラミ
製作総指揮  マリアンヌ・マダレーナ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ロン・シュミット

キャスト

デューイ  デイヴィッド・アークエット
シドニー  ネーヴ・キャンベル
ゲイル  コートニー・コックス
姪ジル・ロバーツ  エマ・ロバーツ
叔母ケイト・ロバーツ  メアリー・マクドネル
カービィ  ヘイデン・パネッティーア
レベッカ  アリソン・ブリー
ホス巡査  アダム・ブロディ
パーキンス巡査  アンソニー・アンダーソン
チャーリー  ロリー・カルキン
ロビー  エリック・ナドセン
オリビア  マリエル・ジャフィ

ジュディ(婦警)  マーレー・シェルトン
トレバー  ニコ・トートレッラ

シェリー  ルーシー・ヘイル
レイチェル  アンナ・パキン
クロエ  クリスティン・ベル
ジェニー  エイミー・ティーガーデン
マーニー  ブリタニー・ロバートソン
トゥルーディ  シェネイ・グライムス
殺人鬼の声  ロジャー・L・ジャクソン

 

ネタばれ

シドニーが部屋に戻ると、チャーリーに捕まってしまう。そこに悠然と現れたのが、ジルだった。共犯のジルは、クローゼットから手足を縛られたトレヴァーを引き摺り出す。そしてトレヴァーに捨てられた恨みで、拳銃で男性の隠部を打ち砕き、とどめも刺す。
それからジルはナイフを持つと、身内であるシドニーを刺す。自分の母をさしたのもジルだった。ジルは生き残りになって、話題にしてもらいたかったのだ。
そしてトレヴァーとチャーリーがこれらの事件を起こしたことにするため、共犯者チャーリーも殺す。

襲われて大怪我をしたことにするので、ジルは自分の体を本気で傷つける。デューイとジュディが来たときは、ジュディも青色吐息だった。

ジルが入院のため病院に入ると、デューイが見舞いにくる。そのときシドニーは峠を越したと言ってしまった。ジュディは入院中に何としてもシドニーを殺さねばならない。
早速、シドニーの病室に行き点滴を外し、首を絞める。シドニーは超人的体力でジルと戦う。デューイもゲイルもやって来るが、狡猾なジルの敵ではない。ジュディも応援に来るが、あっさり撃たれる。デューイを心配してやって来たゲイルは、銃を向けられると、できるだけ時間稼ぎをした。ジルがゲイルに気を取られたで、十分な隙ができて、シドニーはAEDにチャージする暇ができて、ジルの顔に強烈な電圧で電気ショックをかけた。
しかしジルは、もう一度立ち上がったので、シドニーは迷わず彼女の頭の真ん中を撃ち抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

スクリーム 4:ネクスト・ジェネレーション (Scream 4) 2011 コーヴァックス・コラックス他製作 ディメンジョン配給 原点回帰の佳作ホラー

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