再掲示(オリジナル2009年)

スタッフ

監督 ジム・シェリダン
脚本  ジム・シェリダン、ナオミ・シェリダン、カーステン・シェリダン
撮影 デクラン・クイン
音楽 ギャヴィン・フライデー、モーリス・シーザー

キャスト

サマンサ・モートン (サラ) アカデミー主演女優賞ノミネート
パディ・コンシダイン (ジョニー)
ジャイモン・ハンスゥ (マテオ)
サラ・ボルジャー (クリスティ)
エマ・ボルジャー (アリエル)

 

雑感

よくあるアイルランドの移民話かと思って、期待せずに見た。ところが、話の展開に意外性があった。
話の元になっているのは、監督自身の話だ。

フランキーは彼の死んだ兄だそうだ。
共同脚本を書いたナオミとカースティンは監督の姪。特にカースティンは女優さん。
天然のアリエルと、クールなクリスティ。
こういう対照的な姉妹は、どこにでもいそうだな。

それもそのはず、クリスティとアリエル姉妹を演じた、サラとエマは実の姉妹である。

 

あらすじ

 

舞台は現代アメリカ。
10歳のクリスティ・サリヴァンは、弟フランキーの言葉を思い出した。「願い事は願っていいことといけないことがある」「願い事は3つだけ」。フランキーは悪性の脳腫瘍が出来て、2歳で亡くなった。その事件に傷ついたサリヴァン一家は、アイルランドからアメリカへ移住する。途中、検問官に不審がられるが、クリスティは、国境を超えられるようにと一つ目の願い事を使う。
一家は、無事にニューヨークにたどり着く。サリヴァン一家の住まいは、治安の悪いアパートの一室だ。人懐こい性格のアリエルは、すぐに周囲に溶け込む。母サラは教師の働き口が見つから、アイスクリーム店で働く。役者である父ジョニーはオーディションを受けている。

一家は映画館へ行き、「E.T.」を観る。帰途、アリエルは出店でE.T.人形を見つける。クリスティが二つ目の願い事として成功を祈ると、ET人形を当てることが出来た。両親は、娘達をアイスクリーム店へ行かせ、セックスに耽る。この夜、サラは妊娠する。
秋になり、姉妹はカトリックの学校に通い始める。ジョニーはタクシードライバーの夜勤を始める。ハロウィーンで、サリヴァン姉妹は「トリック・オア・トリート」と言いながらドアを叩く。唯一ドアを開けてくれたのは、日頃から悪名高い黒人男性マテオだった。彼は、優しく部屋に招き入れ、亡くなったフランキーの話を聞き、小さな貯金箱をプレゼントしてた。サラはマテオを食事に招待するが、ジョニーは機嫌が悪い。

サラは病院で胎児の状態が不安定だと伝えられる。サラの痛々しい姿にジョニーは口論し、さらにマテオの部屋に押し入る。サラに惚れているのかとジョニーは詰め寄る。マテオは、ジョニーとサラ、クリスティとアリエル、まだ生まれていない子のこともジョニーの怒りも愛していると叫ぶ。

実はマテオが不治の病に冒されていた。これを機に2人は友人になり、ニューヨークには冬が来る。日に日にマテオの病状は悪くなる。マテオは、もうすぐE.T.のように宇宙に帰るのだと呟く。
しばらくしてサラが産気づき、入院する。ジョニーは必死に働くが、入院費用は高額で用意出来ない。

 

 

 

ネタばれ

 

春が来て、サラは早産してしまう。赤ん坊は泣き声を上げない。赤ん坊には輸血が必要だが、赤ん坊と同じ血液型はクリスティだけだ。
クリスティは血を抜かれながら、周囲の大人達の作り笑顔を見ていた。
マテオが息を引き取った。途端に赤ん坊は目を開いて泣き始める。マテオはサラの入院費用も全額完納してくれていた。一家は、赤ん坊の名前を「マテオ」にする。

夜クリスティは、ジョニーに呼ばれてベランダへ出ると、空には大きな月が出ていた。ジョニーは、マテオが夜空で自転車に乗って、サヨナラの挨拶をしていると言う。アリエルも小さな手を精一杯振ってマテオに別れの挨拶をする。クリスティーは、三つ目の願い事「さよなら、フランキー」と言い、現実と向き合う覚悟をする。そして涙を流し、サラとも抱き合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

イン・アメリカ/三つの小さな願いごと In America 2003 アイルランド製作 フォックス・サーチライト配給 20世紀フォックス国内配給

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