アガサ・クリスティ、ノン・シリーズの映像作品(TV)。
原作が書かれたのは1961年で、後期の作品である。
タイトルは、新訳聖書のヨハネ黙示録から採っている。
芸術家マークはパブから出ると、ゴードン神父の死体を発見する。
彼は自分の潔白を証明するために、神父が持っていたメモにあった人たちを探りはじめる。
そんなとき、彼はケイトと出会う。
彼女の友人も謎の死を遂げていた。
本国でこのドラマは人気がないようだが、日本では好意的に受け止められているようだ。
主人公が原作の学者から、ビート世代の芸術家に変わっている。
また原作で登場したオリバー夫人は、ドラマではカットされている。
作品自体は(原作を読んでいないにも関わらず)、僕には犯人が最初のシークエンスでわかってしまった。
でもクリスティの原作が中盤からオカルト趣味に走って、異様な味わいが出てきた。
案外に面白かった。
せっかくビート世代に設定したのだから、BGMに凝ってほしかった。
しかしオカルト趣味とブリティッシュビートは合わないかもしれない。
所詮、時代設定がおかしかったのではないか。
出演
マーク コリン・ブキャナン
ケイト ジェイン・アッシュボーン
コリガン刑事 アンディ・セルキス
演出 チャールズ・ビースン

蒼ざめた馬 1996 イギリス

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