自堕落な生活を送っていた青年が、突如として蘇った死者たちの襲撃から恋人を救い出そうと奮闘するホラーコメディ。
監督は初長編のエドガー・ライト。
脚本はライトとサイモン・ペグ。
出演はサイモン・ペグ、ニック・フロスト、ケイト・アシュフォード。
日本では、2011年9月3日より東京・キネカ大森にて２本立て名画座上映され、2019年3月29日より単独上映された。
あらすじ
馴染みのパブでショーンと恋人リズはいつものように飲んでいた。毎度このパブに連れてこられることにリズは、嫌気がさしていた。ショーンは、付き合って3年の記念パーティーに彼女を素敵なレストランに連れて行く約束をする。ところが予約を取り忘れてしまい、彼女に贈る花と母の誕生日に贈る花を間違えるに至って、二人は別れてしまう。
ある朝突然町中にゾンビが現れる。テレビでも大混乱を起こしていた。
エドと二人で母バーバラの元へ急いだ。義理の父親であるフィリップが重傷を負ってしまったのだ。なんとかリズの家へと走らせたが、リズもまた無事であった。彼女とそ友人二人で部屋に籠っていた。ショーンはここもすぐに襲われると思い、三人を馴染みのパブで立て篭もろうとする。
リズ達三人を車に乗せパブへ向かったが、途中でフィリップがゾンビになってしまう。全員車を降りフィリップに別れを告げ、歩いて目的地に向かう。もう少しでパブへ着くという所でまたしてもゾンビに襲われてしまう。なんとか危機を免れた、その時腕を噛まれてしまったことを母バーバラは言い出せなかった。
時間はかかったが、全員無事にパブに入る事ができた。テレビで情報を得ようとブレーカーを戻す。しかし店内に電気が戻ったことでジュークボックスから自動でクイーンが鳴ってしまった。
エドが店内にある銃をショーンに渡した。店内に音楽が鳴り響き大量のゾンビが店に迫っている中で、ついにバーバラは亡くなってしまい、ゾンビとして目覚めた。
ショーンはバーバラの頭を打ち抜き、悲しみに暮れた。押し寄せるゾンビにリズの友人二名が襲われ腑を食い散らかされる。そしてエドまでもが襲われてしまう。
かろうじて意識を保っているエドとショーン、リズの三人は地下貯蔵庫に逃げ込む。そんな時、ショーンは地上に出るための出口を発見する・・・。
雑感
クイーン、シカゴなどの音楽を主に使った、英国版のゾンビ・コメディー映画だ。ブラック・コメディーの部分の笑いを集めていた。それでも親の死ぬシーンは、少ししんみりさせる。
この映画を二度見たいとは思わない。特に美人も出ていなかった。でも英国がゾンビ映画を作ると、どうなるかよく分かった。
スタッフ
監督、脚本 エドガー・ライト
脚本 サイモン・ペッグ
製作 ニラ・パーク
音楽 ダン・マッドフォード、ピート・ウッドヘッド
撮影 デヴィッド・Ｍ・ダンラップ
キャスト
家電店員ショーン サイモン・ペッグ
GFリズ ケイト・アシュフィールド
親友エド ニック・フロスト
女優の卵ダイアン ルーシー・デイヴィス
ダイアンの恋人デビッド ディラン・モーラン
最初のゾンビ・メアリー ニコラ・カニンガム
ピート（ルームメイト） ピーター・セラフィノウィッツ
母バーバラ ペネロープ・ウィルトン
義父フィリップ ビル・ナイ
ネタばれ
負傷して地下に残るエドを置き去りにして、ショーンとリズは地上へ上がった。そのとき目の前に数台の軍用車が現れ、マシンガン攻撃で、ゾンビの頭を次々と吹っ飛ばした。
時間経過とともに、ゾンビのメカニズムもわかってきて、ゾンビは人間の高級ペットにされてしまった。
ショーンはリズと暮らしていた。物置にはかつての親友だったゾンビ・エドの姿もあった。