粗筋はとても説明できない。
なにしろレイモンド・カーバーの9つの短編に描かれた9組の夫婦の話をまぜこぜにした群像劇だ。
ロバート・アルトマン監督が「ザ・プレイヤー」で久々にヒットを飛ばした後、調子に乗って取った作品。
ベネチア映画祭グランプリ獲得。
テーマは夫婦のトラブルと日常に潜む狂気ってとこか。
でもあんまり主題がどうこうという映画じゃない。
終わって不思議な感じが残る映画だ。
この映画でのお目当ては、美人女優マデリン・ストウだ。
ティム・ロビンス扮する警官の妻の役で出ているが、思い切り脱いでいる(笑)
実は年上なのだが、今でもお姫様役に無理がない美貌である。
ジュリアン・ムーアも大熱演。
巨匠の演出する芸術映画となると、女優がぱかぱか脱いでくれる。
この映画にはライル・ロベットというテキサスのフォークシンガーが出ている。
ケーキ屋の二重人格者という役柄だ。
この人はたしかジュリア・ロバーツの最初の亭主だ。
実生活でもかなり危ないヤツだったみたいだが。昔のNHKラジオ英会話で話題にしていたのを思い出した。
それから、他にもこの映画は歌手が出てくる。
一人はアル中のハイヤードライバー役でトム・ウェイツが出てる。
残念ながら、歌わない。
さらにクラブ歌手の役で往年の大ジャズ歌手アニー・ロスが出てくる。
全編歌いまくり、全体を流れるジャジーなムードを作り出している。
かなり重要な役どころだ。

ショートカッツ(Short Cuts, 1993,USA)

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