上位人気はマリアライト、ミッキークイーン、クイーンズリングで、その三頭が1番枠から3番枠に集まった。今日の芝の外回りは時計が速くて外枠有利だ。

 

パドック:

ミッキークイーンは休み明けで10キロ増だが緩くはない。ただし少し小足を使う。
マリアライトの方ががれて見えた。
クイーンズリングは府中牝馬S以来のプラス10キロ体重だが気合は悪くない。
ムーア騎乗のタッチングスピーチは中距離の筋肉質だが太いかもしれず判断が難しい。
隣のシングウィズジョイの方がメイチに見える。
プリメラアスールは頭の高いタイプ。
大外のパールコードが1番よく見えた。

レース:
逃げたのはプリメラアスール、先行するのはメイショウマンボとパールコード、そこにシングウィズジョイも絡んで来る。ミッキークイーンとマリアライトは中団待機、クイーンズリングとタッチングスピーチは出遅れ気味で後方待機。
ところが一角でマリアライトとプロレタリアトが不利を受けて下がるアクシデント。前半は61秒8という馬場状態を考えるとかなりのスローペース。クイーンズリングはスルスルとインを上がりマリアライトの背後に迫っている。
直線では上がりの競馬らしいぶつけ合いが見られたがパールコードを交わしてシングウィズジョイが先頭に立ったところをミッキークイーンを外に弾いたクイーンズリングが中を割り先頭でゴールイン。2着はシングウィズジョイ、3着はミッキークイーン、4着がパールコード、5着が逃げたプリメラアスールマリアライトは6着止まり。不利はあったが本調子でもなかった。外に出さざるを得なかったタッチングスピーチは8着まで。やはり太かったか。

 

感想:
勝ったクイーンズリングは仕上がってたのだろう。ずっとインを回れたのも大きかった。勝ち時計は2分12秒9と遅かったのも良かった。上がりは33秒2でクイーンズリングの持ち味を活かせた。デムーロは京都で初G1制覇。
シングウィズジョイは先行策に切り替えたのが良かった。
ミッキークイーンは一度叩きたかった。

エリザベス女王杯 2016 クイーンズリング

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