1968年春休み東映漫画まつりで「アンデルセン物語」というタイトルのアニメ映画が上映された。これも映画(1952)同様にアンデルセン(CV藤田淑子)を主人公にして、「眠りの精オーレ」「赤い靴」と「マッチ売りの少女」をミックスした話。

 

しかし東映動画の主力メンバー高畑勲、宮崎駿はその夏上映の「太陽の王子ホルスの大冒険」に専念し、朝ドラ「なつぞら」の主人公のモデル奥山玲子は「ホルス」の他にテレビアニメ「魔法使いサリー」の作画監督も担当していて、この「アンデルセン物語」にクレジットされていない。奥山はその後1975年春の東映漫画まつり「アンデルセン童話・人魚姫」で作監を担当した。

 

スタッフ・キャスト

 

演出 矢吹公郎
製作 大川博
脚本 井上ひさし 、 山元護久
企画 関政次郎 、 茂呂清一 、 有賀健
作監 大工原章
音楽 宇野誠一郎

配役

ハンス 藤田淑子
エリサ 杉山佳寿子
オーレおじさん 高島忠夫
カレン 増山江威子
町長 玉川良一
監督官 藤村有弘
ゴロ 鈴木ヤスシ
ブル 三波伸介

 

 

おそらくこれより有名なアニメ「アンデルセン物語」は、世界名作劇場の一作(虫プロ制作、1971)だろう。

アンデルセン物語 1968 春の東映まんがまつり

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