監督:ジョージ・ポラック
脚本:デビッド・パーソル
出演:
マーガレット・ラザフォード … Miss Jane Marple(チャップリンの伯爵夫人)
ロン・ムーディ … H. Driffold Cosgood
チャールズ・ティングウェル … Inspector Craddock
アンドリュー・クリュックシャンク … Justice Crosby
メグ・ジェンキンス … Gladys Thomas
ラルフ・マイケル … Ralph Summers
ストリンガー・デイビス … Jim Stringer

ミス・マープル・シリーズ第四弾。
原作は「マギンティ夫人は死んだ」
ミス・マープルではなく、エルキュール・ポワロが登場する長編小説だ。


マギンティ夫人殺人事件の陪審員となったミス・マープルは独自に捜査を開始する。
早速、夫人の遺品から脅迫状を見つける。
犯人は脅迫されていた劇団員らしい。
続いてミス・マープルは女優として潜入する(笑)
途端に劇団員ジョージが毒殺される。
さらにミス・マープルと間違われて、ドロシーが青酸ガスで殺害される。

やはり映画は、原作を大きく改変している。
それが今回は、うまくいっていない。
原作は、死刑囚が本当に犯人でないのか?はたして糸口がどこにあるのか?
わかるまで相当に時間を要した。
自分がどこにいるか、分からないような感覚が、この作品の大きな魅力だ。
映画では、そのあたりがさらりと流される。
そしていきなり、核心に突っ込んでいくのだ。
これでは、原作の味わいは消えてしまう。
その上、劇団を舞台とする連続殺人事件は、当時でも陳腐だったろう。

今回のミス・マープルは、女優に挑戦している。
ラストには、1924年射撃大会優勝の腕前を披露する。
このシリーズのミス・マープルは、万能おばさんという設定だ[E:heart]

Murder Most Foul(最も卑劣な殺人) 1964 UK

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