これも渋いSACDだ。
以前はステレオCDで持っていた。
クールなマイルスの中でも、静かなCDだった。
そしてマルチSACDになって、さらに静かになった。
マイルス・デイビス以外のメンバーは、ソプラノ・サックスがウェイン・ショーター、ギターがジョン・マクラフリン、アコースティック・ベースがデイヴ・ホランド、ドラムスがトニー・ウィリアムスである。
さらに凄いのは、オルガンにジョー・ザビヌル、さらにツイン・キーボードにハービー・ハンコックとチック・コリアを配している。
センターにマイルスとショーターが陣取り、ギター、ベース、ドラム類も常に前衛だ。
はじめはオルガンとツインキーボードはリアだと思っていたのだが、オルガンは動いているようだ。
ジョン・マクラフリンとデイブ・ホランドはいつ聞いても格好良い。

なお、これも2007年に次のハイブリッドSACDが発売されたが、音質は旧盤と比べて劣るそうだ。

イン・ア・サイレント・ウェイ

 

また最近、Mobile Fidelity からもハイブリッドSACDが発売されたが、マルチチャンネルをカットして2ch限定である。あの静けさを聴きたければ、型番SIGP-29を中古屋から買ってこなければならない。

In a Silent Way, Miles Davis, Sony SACD 5.1ch(旧盤)

投稿ナビゲーション