イケメン梅宮辰夫主演の東映特撮映画「遊星王子」の第二弾。前作からわずか一週間で上映されたから、後編扱い。

前作も奇をてらったシーンばかり覚えてしまって肝腎の筋書きは飛んでしまったが、この作品も同じようなものだ。

今回も地球の征服を狙うまぼろし大使真城(まき)博士ら有名人を攫って銀星の本拠地奇巌城に拉致監禁する。地球人に銀星の素晴らしさを伝えて無条件降伏を飲ませようと言う魂胆だ。さらに遊星王子が日頃は日本人として貧しい靴磨きを生業としていることを知り、襲いかかるがあっという間に王子に変身する。変身さえすれば弾丸も弾くほど無双なのだ。王子はついに反撃に出て銀星に到達するが、そこにはサイクロプスのような銀星の巨人(山本麟一)が待ち受けていた。

東映も予算がないものだから怪獣に特殊コスチュームではなく、おっさんに特殊メイクでごまかした。もう少しプロデューサーがお金を持って来なければダメ。せめてもうひと月ほど時間を取れなかったのか。

遊星王子 恐怖の宇宙船 1959 東映東京

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