今期も前期より少しマシだが、やはり大人が楽しめる作品が少なかった。

2017年はCGアニメの年になったようだ。今期も一位には「宝石の国」(CG制作会社オレンジ初の制作元請け作品)が大逆転で入り、大手Production IG 系の制作アニメが3,4位に残った。

 

1位「宝石の国」(オレンジ)

まず原作漫画のオリジナリティが凄い!その原作の良さを失わずアニメにできるかと言う問題に、3Dアニメ製作会社オレンジが果敢に挑戦したが、大成功だった。脇に主役級を引き連れて主演黒沢ともよの好演も光った。

2位「ネト充のススメ」(SIGNAL.MD)

作者が2年間も寝込んでいて休んでいて尺が足りない漫画を題材にした作品。最終話配信とほぼ同時にDVD最終巻、BDBOXを発売すると言う前代未聞の戦略。蓋を開けて見ると、ネトゲを題材に取りながら30歳ニート女子がリア充になるという王道ラブコメだった。主演能登麻美子が久々にモテる魅力全てを発揮したと言える。

 

3位「ボールルームへようこそ」後期 (Production IG)

競技ダンス漫画を原作とする。前期から打って変わって主人公の成長著しく、現代風スポ根アニメとして大きく化けた。とくに最終回のダンスシーンはIGの底力を魅せた。主演は女優土屋太鳳の弟土屋神葉、有望株である。

4位「魔法使いの嫁」(Wit Studio)

「美女と野獣」的作品であり、高い水準で作画が乱れることはなかった。最終回もとても美しかった。ただ起伏がなかった分、最後の逆転を許した。来年始まる後期はバトルファンタジーに代わるようで別アニメになると考えた方が良さそう。主演は種塚敦美

5位「Just Because!」(Pine JAM)

ビターな青春もの。高校三年生冬から突然始まる三角関係の話。最後までもつれたが、最終回に納得いかなくて脱落した。作画が前半安定しなかったのが残念だった。個人的には後輩の小宮(CV.Lynn)推しだが、アニメ自体は主役がいない群像劇。

 

入選は次の四つ。

6.キノの旅 第2期 (Lerche)

7.お酒は夫婦になってから (Creators in Pack)

8. 3月のライオン 第二期前半 (シャフト)

9.少女終末旅行 (White Fox)

 

ベストアニソン賞

「ネト充のススメ」OP主題歌サタデー・ナイト・クエスチョン

フジファブリックの楽曲を復活した中島愛が歌っている。

ベストキャラクター賞
「ネト充のススメ」主役 盛岡森子(CV能登麻美子

 

 

2017年秋期最優秀テレビアニメ 「宝石の国」(制作オレンジ)

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