クイーン父子が釣り旅行にでかけた郊外の町ライツビルで、資産家のイーブン・ライトが撲殺される。
保安官と捜査を進め、ライト家にいた全員に動機があるとわかり…(ミステリチャンネル)

 

ヒント:何故、火かき棒で殺さなかったか?

「災厄の町」ライツビルが出てくるが、大した話ではない。
ライト家にいた全員どころか、家庭外の誰もが容疑者だ。
これでは、誰を犯人にしても脚本は書ける。
でもその中では意外な犯人だった。
大物ゲスト俳優はマーレイ・ハミルトン
一番怪しそうな演技だったが、そこが引っかけ臭くもあった。

 

脚本 ロバート・ヴァン・スコイク
出演
商店主パーマー マーレイ・ハミルトン (ハリウッドの名脇役、「追憶」、「ジョーズ1,2」の市長、「卒業」のミスターロビンソン、「ハスラー」、「翼よあれがパリの灯だ」、「或る殺人」)
ライト氏 オーソン・ビーン(「或る殺人」)
保安官 ユージン・ロシュ(「男が女を愛するとき」、「スローターハウス5」、アート・カーニー主演の”The Late Show”)
家政婦 ジェラルディン・ブルックス(ジョーン・クロフォード主演の「失われた心」)

エラリー ジム・ハットン
リチャード デビッド・ウェイン

 

 

保安官と家政婦も、実はメジャーな人だった。
とくに家政婦演じるジェラルディン・ブルックスは、戦後ハリウッドの準ヒロイン級だった。
俳優の格を日本人に認識できない点が、米国ミステリドラマを難しくしているようだ。

黄金のこま犬の冒険 (The Adventure of the Chinese Dog) エラリー・クイーン 1975

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