原作アガサ・クリスティーの「名探偵ポワロ」シリーズ。久々の再開である。
原作は駄作の誉れ高い(笑)もので、それを如何に料理するか楽しみだった。
だが、素材のまずさがそのまま出てしまった感じだ。
また、昨年のシリーズでも感じたことである。
美術にレトロな雰囲気はあるのだが、演出に妙なスピード感があって、年寄りはついていけない。
それよりも問題なのは、犯人が誰か見え見えの演出だったこと。
これでは、ミステリ好きなイギリス人は怒るのではないか?
最後の場面は「オリエント急行殺人事件」を彷彿とさせた。
女優ではジョージナ・ライランスが実に美しかった。
お金持ち弁護士の娘だと言うことで、育ちが良さそうである。
ただし、そこから脱皮しなくては大物にはなれまい。
年増だが、リンゼイ・ダンカンのおばさんも可愛らしかった。
男優では、エリオット・グールド!
流石にハリウッドスターは貫録がある。
ジェームズ・ダーシーは全く知らないが、英米人好みのイケメンだ。
ジェラルディン・マッキーワンのミス・マープル「動く指」で主役ジェリー・バートンを演じているようだ。
初期の原作なので、昔懐かしい顔と会えるのでは!と思っていた。
しかし、オリジナル短編「プリマス行きの急行列車」と勘違い。
この話にヘイスティングスは出てこないのだ。
デビッド・スーシェ(エルキュール・ポワロ、熊倉 一雄)
エリオット・グールド(米国の富豪バン・アルディン、横内  正)
ジョージナ・ライランス(美しい相続人キャサリン・グレイ、井上喜久子)
ジェイムズ・ダーシー(富豪の娘婿デレック、咲野 俊介)
ブロナー・ギャラガー(メイド、菅原 あき)
ジェイミー・マリー(富豪の娘ルース、吉田 陽子)
リンゼイ・ダンカン(タンパリン夫人、鈴木 弘子)
脚本ガイ・アンドルーズ
演出ヘティ・マクドナルド
(gooから再掲)

青列車の秘密 ITV 2005

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