2004年02月28日(土)  No.160
監督 : 安達伸生
脚本 : 安達伸生
企画 : 奥田久司
撮影 : 石本秀雄
SFX : 円谷英二 
美術 : 中村能久
録音 : 西梧郎
照明 : 岡本健一

配役:
月形龍之介 (中里謙造)
喜多川千鶴 (中里真知子)○
夏川大二郎 (瀬木恭介)
小柴幹治 (黒川俊二)
水の江滝子 (水城龍子)▲
伊達三郎 (笹谷敬三)
上田吉二郎

中里博士は物体を透明にする薬品を発明したが、元に戻す薬を未だ完成できない。
ある日、博士が失そうしてしまい、続いて弟子の黒川が行方不明になる。
突然、透明人間が街に現れ、宝石強盗を働く。
再び透明人間はあらわれ、宝石オーナー長曽我部とレヴューの花形女優水城龍子(黒川の妹)の部屋を襲って、執事畑中を殺してしまう。
博士の娘真知子と弟子の瀬木の二人は協力して真相を探る。
そして会社社長河辺に疑惑を持ち始めた・・・

戦前の二枚目スター月形龍之介の戦後現代劇ははじめて見た。
しかし不思議なことに、この映画は主役が殆ど出てこない。
月形は監禁されているので、出演場面が少ないのだ。
透明人間は出演場面は多いのだが、姿がないのだから、主役とは言えないだろう。
男装の麗人・水之江滝子も格好は良い。若干アクションシーンもある。
喜多川千鶴は綺麗な人だが、主役タイプではない。

 

バイクを透明人間が運転するため、まるで無人で爆走するシーンが印象的。
須磨の海岸線(二号線?)を飛ばしていた。

全体的にもいかにもレトロで、戦前戦後の香りを漂わせていた。
カルトな怪作と言える。

透明人間現わる 1949 大映京都

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