佐々木健の朗読ポッドキャストブログで聞いた。
佐々木健は達者な声優さんだ。
声色が豊富で聞きやすい。
やはりクレイは、こういうキャラクタなのだな。
彼がミステリに読んでくれたことに、感謝したい。
童話とは違い、マニアでない限り、ミステリを二度読みする人が少ないので需要が少ない。
それを、あえて挑戦してくれた。
この作品自体は非常に有名だが、若干ラストのバランスが悪いように思われる。
新潮社のオーディオドラマ(小川真司主役)だと、その辺を考えてラストはさらりと流している。
(追記・・時計を計ると。ドラマ版の方がわずかにラストの謎解きは長かった。印象と実際の時間が食い違っていた。)
でも久々にオリジナルを聞くのも良いではないか。
それぐらい良い朗読ドラマになっているのだ。
翻訳の難点は、シャーロック・ホームズがウィルソン氏に対して、スポルディングがいつから店に勤めているかと、尋ねる段だ。
“how long had he been with you?”
“About a month then.”
これを単に
「一ヶ月ぐらい前ですな。」
で済ませている。
青空文庫の底本がそうなっているから仕方がないのだが。
実際は、ウィルソン氏が赤毛連盟で働くようになった八週間前の、さらに一ヶ月前だと言いたいのだ。
訳は、だいたい「その一ヶ月ぐらい前です。」となっているようだ。
なお、パッケージ版が発売された。
こちらは再録音再編集したもののようだ。
試聴したが聞きやすくなっていた。
赤毛連盟
現在、彼はホームズ第二弾としてコナン・ドイルの「暗号舞踏人の謎」を読んでいる。
つまり「踊る人形」である。
あれは絵が必要だから、朗読は難しいと思っていた。
佐々木健のチャレンジスピリットに今後も期待したい。

と懐音堂には書いたが、最近彼はミステリを読んでいないようだ。
残念である。

赤毛連盟 (心尽)

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赤毛連盟 (心尽)” への1件のフィードバック

  1. ブルガリ 時計

    ブルガリの時計。歴史と流行を常に意識したデザインがブルガリの時計です。だから、ブルガリの時計はいつまでも飽きがこないんです。

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