本屋大賞を受賞した夏川草介の同名のベストセラーを映画化。
前評判は良くなかったが、案外良かった。
嵐の櫻井翔は演技が下手だが、この役にははまっている。
とくに宮崎あおいとの組み合わせがうまく合っている。
松本の本庄病院で消化器内科医として働いている栗原は「引きの栗原」といわれるほど、救急宿直の日に急患が多い。
忙しすぎて医師としてやっていく自信を失いかけていた彼を大先輩の大狸先生は大学病院の研修を紹介する。
そこで教授から見いだされた彼は大学に誘われる。
彼は大いに迷うが、そこへ研修の時に診察した老女が相談に来る。
彼女は末期ガン患者で大学から見放されていた。
この映画はあり得ないお話だが、真実も語っている。
医者はこういうコースを通って誰も無表情になるのだと気づいた。
助演では加賀まりこが老け役を好演。
メイクが変わり、はじめは誰かと思ったほど。
監督 深川栄洋
脚本 後藤法子
原作 夏川草介
撮影 山田康介
音楽 松谷卓
主題曲/主題歌 辻井伸行
出演
櫻井翔
宮崎あおい
要潤
吉瀬美智子
岡田義徳
朝倉あき
原田泰造
西岡徳馬
池脇千鶴
加賀まりこ
柄本明

神様のカルテ 2011 東宝

投稿ナビゲーション