大邸宅での「犯人探しゲーム」に招待されたポアロ。
そのゲームの最中、死体役の少女が殺されてしまう。
居合わせた友人のミステリ作家オリヴァー夫人とともに、ポアロは事件の鍵を握る人物を探すのだが…。
幾重にも仕掛けられたトリックに、名探偵ポアロが挑む!!

クリスティが繰り返し使っている変身プロットや不仲な夫婦が復縁する話だ。
原作に関しては良い出来だった。
その映像化としては、まあまあというところか。

アメリカ作品だが、英国人を多く起用して、しかも美人がたくさん出てくる。
それだけにラストを工夫すれば、もっと面白くなっただろう。
犯人には豹変してほしかった。
(デビッド・スーシェ版では,「葬儀を終えて」のように派手にやってくれるかな?)
またこのドラマは、オリバー夫人を生かしきっていない。
ヘイスティングスを使う必要はなかった。

演出
クライブ・ドナー
脚本
ロッド・ブラウニング
出演
ピーター・ユスチノフ(ポワロ)
ジーン・ステイプルトン(推理作家オリバー夫人)
コンスタンス・カミングス(フォリアット夫人)
ティム・ピゴット・スミス(ジョージ卿)
ジョナサン・セシル(ヘイスティングス)
スーザン・ウルドリッジ(ジョージ卿の秘書アマンダ)
ニコレット・シェリダン(ジョージ卿の妻レディ・ハティ)
ラルフ・アーリス(建築家ウェイマン)
キャロライン・ラングリシュ(科学者の妻サリー)
キャロライン・ラングリシュは、デビッド・スーシェ版「スペイン柩の秘密」でヒロインを演じている。
非常に美人だったことを覚えている。
スーザン・ウルドルッジも、卿の美人妻に嫉妬する知的な秘書を演じているが、なかなかどうしてべっぴんさんだ。

デビッド・スーシェ版は今年中に撮影されるが、ゾーイ・ワナメイカー(オリバー夫人)しか配役は確定していない。(2007年2月現在)
女性陣ではアンドレ・バーナードとジョアンナ・ラムレイの出演が予定されている。
おそらくサリー役がアンドレで、アマンダ役がジョアンナだろう。

死者のあやまち 1986 アメリカ

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