あらすじ:
前半は、英国軍に対して、ハンストをして国際世論を味方につけて、オリンピア号でキプロス島を脱出しパレスチナへ入るまで。
後半はユダヤ穏健派ハガナと過激派イルグンの対立から始まる。
英軍に逮捕された叔父アキバの脱走をアリが助けるが、アキバは銃弾に倒れる。
国連でようやくパレスチナ分割(イスラエル独立)が認められた瞬間、アラブとの終りなき戦いが始まる。
第一次中東戦争である。(1948〜1949)

原題「エクソダス」は、旧約聖書の出エジプト記のこと。
これはイスラエル万歳の国威高揚映画である。
アメリカが赤狩り(ユダヤ人狩り)の直後であり、ユダヤ系の映画人は協力してこの作品を作った。
(ポール・ニューマンは父親がユダヤ人だが、本人は宗旨替えしたようだ。)
果して、現在の中東情勢を彼らはどう見ているか?
監督 オットー・プレミンジャー
脚本 ダルトン・トランボ
撮影 サム・リービット
音楽 アーネスト・ゴールド
キャスト(役名)
ポール・ニューマン (アリ・ベン・カナン)元英国大尉で、ユダヤ穏健派の英雄。
エヴァ・マリー・セイント (キティ・フリーモント)夫を忘れるため、キプロスを旅行する看護婦。
ラルフ・リチャードソン (サザランド将軍)親ユダヤの英国将軍。
ピーター・ローフォード (コールドウェル少佐)ユダヤ人に嵌められる間抜けな将校。
リー・J・コッブ (ユダヤ人の指導者でアリの父バラク・ベン・カナン)1900年頃、ソ連からの移民でパレスティナにやってきた。
サル・ミネオ (ドヴ・ランダウ)過激派イルグンに参加する少年。
ジョン・デレク (親ユダヤのアラビア人タハ)理想主義者だが最後はアラブに殺される。
ヒューゴー・グリフィス (マンドリア)親ユダヤのキプロス人
フェリックス・エイルマー (リーバーマン医師)
デイヴィッド・オパトシュ (アリの叔父で過激派のリーダー・アキヴァ)
ジル・ハワース (ユダヤ科学者の娘カレン)金髪の可愛い子だが、最後にアラブに殺される。

栄光への脱出 1960 UA

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