いわゆる封印番組だ。円谷プロではウルトラセブンの第12話「遊星より愛をこめて」に続いてである。

封印された理由を知りたい人は適当に検索してください。でもサブタイトルからしてわかるでしょう。当時として、このような表現や描写はテレビのコメディやスリラー番組で日常的に行われていたが、たしかに現代から考えるとかなり無理がある。


ただし、刑法第39条をどんな場合にも適用するのは問題ありという点で、実写版映画「39 刑法第39条」(1999年、鈴木京香、堤真一主演)とテーマは似たようなものである。

ラストの牧が野村を追いかけて銃を乱射するシーンが本物ならば、何十人が死んだことか。
そんなことありえないと考えているあなた、こういうことはアメリカで良くあることなのです。

あらすじ
精神疾患を患った人が殺人を起こす事例が続け様に7件も起きる。いずれも刑法第39条を適用され無罪判決が確定した後、すぐ治癒して警察病院から釈放される。
SRIはこの件には繋がりがあると考え、最初に元恋人を殺しながら刑法第39条のおかげで釈放されたユキが尾行する。そして美川冴子という女性に行き着く。
その後、ユキ子がまた殺人を犯したが、今度は精神が正常な状態での犯罪だった。SRIはユキ子を尋問して、前回の殺人の時は冴子が機械で発狂させられた事情を知る。しかし今となっては証拠が無い。
そこで牧は、妹が野村のスポーツカーにはね殺されたことにして、冴子にカマをかけて見た。
すると冴子は牧に近づいてきた。しかし牧は冴子の犯罪現場を押さえるつもりだったが、逆に冴子に囚われてしまい洗脳され、都心で銃を乱射する。

監督 満田かずほ
脚本 山浦弘靖
特効 的場徹

出演
岸田森
小林昭二
原保美
松山省二
勝呂誉
小橋玲子

ゲスト出演
姫ゆり子
大村千吉(この顔は夢に見る)
和田良子

 

怪奇大作戦 第24話(欠番) 「狂鬼人間」 1969.2.23 TBS

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