天候は晴れていたし、風が吹かず暖かさを感じる。
当然、芝良と思っていたが、ダートはやや重が残る馬場状態。だけど気にしなくて良い。
サトノクラウン、マルターズアポジーは10kg以上減。サトノクラウンは良馬場に弱いので強めに調教に乗ったか。マルターズアポジーは連勝して疲れているんじゃないか。

パドックでは、あまり差はつかないと思った。キタサンブラックは元気が良すぎるという人もいたが、あれで良いんだよ。

人気は当てにしない。中枠から二頭を選び、外から三頭目が突っ込むパターンだと思った。中枠を眺めてみると、ステファノス、キタサンブラック、サトノクラウンが 目に付く。サトノクラウンの馬体重減を嫌って残り二頭をピックアップ。
外に目を向けると穴馬だらけ。アンビシャスヤマカツエースマカヒキ。最低人気のアンビシャスを選択。
こういう買い目にしたのは予算がなかったため。あればもう少し広く買うだろう。

ゲート前でもキタサンブラックは元気いっぱい。問題は同型のマルターズアポジー、でも最後バテる予感がする。

レースが始まった。キタサンはマルターズアポジーに鼻を譲り三番手待機。状態のいいところを選んで追走。ステファノスとサトノクラウンはキタサンの背後に付ける。マカヒキとアンビシャスはペースが遅いのに殿から行くつもり。前半を59秒6でマルターズアポジーは気持ちよく飛ばしているが、二番手のロードヴァンクールまで少し差がある。三番手のキタサンはスローで逃げているのと同じ形だ。
三角でキタサンブラック騎乗の武豊が後ろの様子をちらりと伺う。ということは前へ行く馬は心配無用ということだ。
直線を向いて早くも先頭に立ち、抜け出す構え。行かせじとステファノスが真後ろから外に出して追うが脚色が同じになって差は詰まらず。さらに外を回ってヤマカツエースが追い込むが時すでに遅し。

 

優勝はキタサンブラック。3/4差の二着にまたステファノス三着はヤマカツエースが突っ込んだ。四着マカヒキと五着アンビシャスは掲示板に載るのが精一杯。道悪が好きなサトノクラウンは六着だった。
勝ち時計は1分58秒9、最速上がりはアンビシャスの33秒6。三角からかましたキタサンは34秒3だった。アンビシャスが昨年ここを勝ったときの騎乗法を取っていれば、勝てたかもしれない。残念なことに去年の鞍上は横山典で今年は福永だ。

キタサンの調教は坂路中心だった。あまりそういう調教で長距離を走っていると壊れるかも知れない。調教師もよくわかっていると思う。全て勝つのでなく、どうしても勝ちたいレースだけ勝ってくれ。

大阪杯(G1) 2017 キタサンブラック

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