西郷輝彦本間千代子の青春歌謡映画第一弾。西郷輝彦の新曲「十七才のこの胸に」と連動していた。
昔から続く身分制度の中で、二人はくっついたり離れたりしていたが、最後に二人が出した答は・・・。
 

あらすじ

 
地主の息子時彦と元小作人の娘喜代子の淡い恋は、病の由美子の唯一の望みを叶えるために、二人でボートに乗ったばかりに学校中の噂となり、二人は謹慎処分を食らう。
鹿児島の身分制度の中で二人の仲は引き裂かれ、喜代子は東京へ出て行く。しかし時彦も家出しアルバイトしながら、喜代子の居所を探す。
そしてやっと見つけるが喜代子は、将来のある時彦だけでも鹿児島へ帰れと諭す。
 

雑感

 
何故、ラストで時彦があんなに爽やかに別れられるのか、不思議だ。
実際は、喜代子(本間千代子)が坊ちゃん育ちの時彦(西郷輝彦)に冷めていたのかなあ。
それにしても、由美子(園まり)が余計なことさえしなければ、二人はうまく行ったかも知れないのに。
他に長沢純、新井茂子がクラスメートで共演。
 

スタッフ・キャスト

 
監督 鷹森立一
脚本 須崎勝弥
企画 園田寅彦
撮影 西川庄衛
音楽 北原じゅん
 
南郷時彦  西郷輝彦
本田喜代子 本間千代子
中丸 長沢純
井川     新井茂子
由美子 園まり
時彦の母     沢村貞子
喜代子の母     笠置シヅ子
 

十七才のこの胸に 1964 東映 西郷輝彦・本間千代子主演の青春映画第一弾

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