これもショッキングな訃報だ。
黛敏郎の奥さんで元女優の桂木洋子(松竹)がなくなった。
戦後を代表するカワイコちゃん女優である。
やや垂れ目で、今でいうと伊藤麻衣子を数倍美人にした顔だ。

元女優の黛住恵さん死去していた

しかし三日前に死亡広告が出ていながら、新聞社は気付かなかったのか?
そんな風で果して新聞社に映画賞を主宰することが出来ようか?

 

木下監督の「破れ太鼓」が出世作かな。(「破戒」は恥ずかしながら見ていない)
代表作は何と言っても「喜びも悲しみも幾年月」。
しかし代表作が高峰秀子主演作というのが、美人女優の限界だったのだろう。
個人的には、「番場の忠太郎」(新東宝、主演若山富三郎)の日本髪姿が忘れられない。

桂木洋子のフィルモグラフィー

当時のグラビアで、若山セツ子(東宝)と並んで写真に写っていたのが印象的。
年齢が年齢だけに、桂木は大往生を遂げたのだろう。
合掌。

元女優・桂木洋子さん死去

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