●2002/11/07 Thu  
監督アーサー・ペン
脚本デビッド・ニューマン、ロバート・ベントン
主演ウォーレン・ビーティー、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン
不況の30年代銀行強盗で話題となった、ボニーとクライドの物語。
ボニー(W.ビーティー)とクライド(F.ダナウェイ)は会った途端に意気投合して、銀行強盗を始める。
モスを仲間に加えるが、ボニーは襲った銀行で人を殺してしまう。
ボニーは激しく落ち込んだ。
だが、兄(J・ハックマン)が加わってくれる。
彼らはたとえ警官は殺しても、一般人には迷惑をかけない義賊として、有名になる。
そんな中、クライドは一人、不安を感じ始めていた。

ニューシネマ・最初の作品と言ってもいいだろう。
シャーリー・マクレーンの弟ウォーレン・ビーティが売れない頃、自身の企画で大成功した作品。
ベトナム戦争の泥沼につかりだしたアメリカで、当時タブー視されていた暴力とセックスがテーマだ。
テキサスに実際にいた義賊の話を大胆に脚色している。
クライドのセクシャルなシーンから始まるが、ボニーは不能なのでイマイチ盛り上がらない。
その感情のはけ口を、銀行強盗に向けた。
ようやく二人が結ばれたとき、二人の破滅も近づいていた。
フェイ・ダナウェイが綺麗だ。
いつも映画ではあまり綺麗には見えないのだが、この映画に関しては綺麗だ。
気の小さい、ハックマンの妻を演じたエステル・パーソンズがアカデミー賞助演女優賞を獲得している。
銀行強盗の映画なんだが、普段の生活ぶりの方を中心に描いている。
特にクライドの内面の変化の描写が秀逸だ。

俺たちに明日はない 1967 ワーナー

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