古牝馬限定マイル戦。馬場状態は昼から雨が降り出して、稍重に変更。パドックでは余裕を残して仕上げた馬、メイチにできあがった馬、仕上がりすぎて巻き上がった馬に分かれた。

時計ではミスパンテールが面白いのだが、内過ぎる。馬場状態は雨脚が強くなってきた。現場にいないと分からないが外の方が良いかも知れない。アドマイヤリードは巻き上がっていたので、いくら重得意でもここは馬券を自重する。

レースはカワキタエンカが逃げて、アエロリット、リエノテソーロが先行する展開。好位勢ではレッドアヴァンセ、レーヌミノルが付けている。ジュールポレールは中団待機だが外に出している。リスグラシューは後方待機策を取る。馬群はあまりばらけていない。前半1000を58秒3と平均ペースなのだが、馬場状態がどこまで悪くなっているか分からないのでハイペースかも知れない。

直線はやはり外が伸びて、アエロリットが先頭に立つが、すぐレッドアヴァンセに外から交わされる。そこへさらに外からジュールポレールが襲いかかり、大外から追い込むリスグラシュー。ゴール前はきわどかったが、ジュールポレールが粘り勝った。

ジュールポレール(幸騎乗)の勝ち時計は1分32秒3で良馬場の時計だった。結局平均ペースに終始して、レースの上りは34秒0、勝ち馬の上りは33秒2。2枠だったが、早めに馬場の良い外へ出したのが奏功した。パドックではメイチの出来だったし、昨年の同レースで3着と好走したので、このレースとは相性が良さそうだ。

リスグラシューはハナ差の2着。上りが1位で32秒9。惜しかったとしか言いようがない。外枠を引いたため、後方に下げて直線勝負にするしかなかった。次走は牡馬相手に安田記念だそうだ。馬体を回復させて向かって欲しい。

レッドアヴァンセは首差の3着。好位からの粘り込みだから好走したと言える。

4着以降アエロリット、ミスパンテールが掲示板に名を連ねた。

ヴィクトリア・マイル 2018 ジュールポレール (東京競馬場芝1600m)リスグラシューはまた2着

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